法多山 尊永寺

四季折々の美しい姿。
遠州三山の法多山 尊永寺は、高野山真言宗の別格本山です。
日本の歴史に登場する人物たちと、ゆかりのあるお寺です。
今から千年以上前の725年、行基上人が本尊正観世音菩薩を安置しました。
弘法大師も登山し、内仏不動明王尊像を安置しています。
白河天皇や後白川天皇は勅使を遣わせ、法具などを寄進しています。
武門では、1533年、武田信玄の父親 信虎と戦った駿河の今川氏輝が寺領を寄進しています。
幕府を開くことになる徳川家康からは、1602年に5万石の格式で待遇されました。
尊永寺には歴史的に価値のある建築物があります。
最初の門である「仁王門」では、いかめしい顔をした仁王像が寺を守っています。
門は、国の指定重要文化財になっています。
仁王門の次に登場するのが、「黒門」です。
漆黒の門は、檜皮葺(ひわだぶき)と言われる屋根が特徴です。
黒門の向こうには、一本の立派な松が孤高の姿を見せています。
徳川家康が、その手で植えた松です。
夏が近づくと遠州三山風鈴まつり。
風がそよぐと、たくさんの風鈴が心地よい音で合唱をはじめます。
そして、夏は法多山に美しい夜がやってきます。
7月9日と10日、数えきれない灯籠が優しい明かりを灯します。
幻想の夜、万灯祭です。
毎年、大勢の人々が楽しみにしています。
訪れたら、写真を残すのも忘れないでください。