江戸時代の宿場文化を学べる資料館

新居宿旅籠紀伊国屋資料館は、江戸時代の宿場文化を今に伝える旅籠建物です。
紀伊国屋は、徳川御三家の一つである紀州藩の御用宿として栄えた歴史を持ち、江戸後期の旅籠の様式を色濃く残しています。
紀伊国屋の創業は江戸初期に遡り、紀州出身の主人が新居に移り住み、茶屋を営んだのが始まりとされています。
元禄16年(1703年)には紀州藩の御用宿となり、その後「紀伊国屋」の屋号を掲げました。
約250年にわたり旅館業を営み、昭和戦後に廃業するまで、多くの旅人や藩士たちに利用されました。
現在の建物は明治初期に再建されたもので、平成13年(2001年)に解体修理が行われ、当時の風情を体感できる施設として公開されています。
館内には、宿場文化に関する資料が展示されており、江戸時代の旅籠の様子や、当時の生活風景を垣間見ることができます。
特に、紀伊国屋の名物であった鰻蒲焼きや、旅人たちが使用した旅道具などが展示されており、歴史好きにはたまらないスポットです。
また、紀伊国屋資料館は市指定有形文化財にも指定されており、江戸時代の建築様式を色濃く残す部材が随所に見られ、当時の職人技術の高さを感じることができます。
特に、木造建築の美しさや、日本庭園の風情ある景観は、訪れる人々を魅了します。