唐津が生んだ大建築家・辰野金吾監修の近代建築

旧唐津銀行 -辰野金吾記念館-は、明治45年に建てられた歴史的建造物です。
近代建築の粋を集めた貴重な建造物であり、唐津の歴史と文化を伝える遺産として大切にされています。
建設にあたり、東京駅などを設計した辰野金吾の監督のもと、辰野金吾の弟子にあたる清水組の田中実が設計を担当し、装飾については京都高島屋が受け持っています。
建物の様式は、辰野金吾がイギリス留学時代に流行したヴィクトリア様式のひとつであるクイーン・アン様式を日本化したいわゆる「辰野式」と呼ばれるもので、赤煉瓦に白い御影石を混ぜ、屋根の上に小塔やドームを載せて、王冠のごとく強調する辰野流の工夫が加味されています。
内部は、漆喰の壁や装飾が施された天井など、当時の建築技術の高さを物語っています。
旧唐津銀行は、長らく銀行として地域経済を支えてきました。平成9年まで銀行として使用され、その後、唐津市に寄贈されました。
現在は、辰野金吾記念館として一般公開されており、無料で入館することができます。
館内では、当時の銀行の様子を再現した展示や、辰野金吾に関する資料などが展示されています。
また、建物の歴史や建築様式について学ぶことができる解説パネルも用意されています。