悠久の時を刻む名瀑

日本一の清流として名高い宮川の上流に位置する六十尋滝(ろくじゅっぴろたき)は、宮川ダム湖畔の美濃ケ谷に流れ落ちる美しい名瀑です。室町時代に発見されたと伝わるこの滝は、その荘厳な佇まいから、古くから多くの人々に親しまれてきました。
「六十尋(ろくじゅっぴろ)」という名は、室町時代にこの滝が発見された際、滝の上から網を垂らして測ったところ、約60尋(現在の約90メートル)もの高さがあったことに由来すると言われています。「尋」とは、両手を広げた長さを示す昔の単位であり、その名の通り、滝の雄大さを物語っています。
六十尋滝は、大杉谷の登山口へと向かう道中、宮川ダム湖の周辺に位置しており、車窓からもその姿を垣間見ることができます。特に、紅葉の季節には、周囲の山々が色鮮やかに染まり、滝の白い流れとのコントラストが息をのむような美しさを醸し出します。
この滝の周辺は、四季折々の豊かな自然に囲まれており、ウォーキングや散策に最適な環境が整っています。清らかな空気の中で、滝の轟音と豊かな緑がもたらす癒しを体感できます。晴れた日には、滝にかかる美しい虹が見られることもあるとされ、訪れる人々に特別な感動を与えてくれます。