歴史と風格を今に伝える老舗酒蔵

藤居本家は、天保2年(1831年)創業の歴史ある酒蔵です。
近江商人の地で育まれた酒づくりの伝統を受け継ぎ、現在も宮中の新嘗祭(にいなめさい)に献上する特別な御神酒を醸す老舗です。
大正時代から歴史のある「東蔵」は国の登録有形文化財に指定されており、歴史的建築物としても見ごたえがあります。
通りからもひときわ目立つ重厚な総けやき造りの建物は築70年以上、ふた抱えもある樹齢700年のけやきの丸柱が立ちスケールの大きさを感じることもできます。

酒蔵見学は事前予約制で、年末年始を除き毎日9時から17時まで受け付けています。
見学では、鈴鹿山系の伏流水を使った仕込み水の試飲に始まり、酒蔵貯蔵庫の見学、そして日本酒の試飲と購入が楽しめます。
蔵内では代表銘柄「旭日(きょくじつ)」や「琵琶の舞(びわのまい)」を試飲することができ、酒の香りや味わいをじっくりと感じながら選ぶことができます。

さらに、敷地内には四季折々の花が咲く広い庭が眺めることができるようになっており、見学だけでなく、季節に応じた催しやイベントで訪れる人を迎えています。
また、大正時代の酒蔵にひっそりと構えた「かくれ蔵 藤居」では、藤居本家の酒とともに地元食材を使った料理が提供されており、酒蔵の雰囲気の中で食と酒の調和を味わうこともできます。