西園寺公望別邸跡・旧池田成彬邸
西園寺公望別邸跡 池田成彬が使用した英国風の本格的洋館




外務大臣や文部大臣などに就任し、第12、14代の計2回、総理大臣を務めた西園寺公望 (1849~1940 京都府出身) の別邸跡です。

現在の洋館は、大蔵大臣 (国の金融政策を担当する大臣) と商工大臣 (発電や水力、交通などに関する管理を担当する大臣) を兼任した池田成彬 (1867~1950 山形県出身) が邸宅として使用していました。

西園寺は伊藤博文の紹介で明治32年 (1899) に滄浪閣の西隣に別邸を建築しました。
そのあと大正6年 (1917) に、池田成彬が西園寺から譲り受けました。

西園寺の時代の建物は関東大震災で倒壊したため、昭和7年 (1932) に池田が現在の建物に再建しました。
頑丈な鉄筋コンクリート造り (一部木造) で、西洋の生活様式をとり入れた本格的な英国風の洋館になっています。
洋館、車庫やポンプ室、門を含めたほとんどは池田の時代の状態で残っています。
庭園は建物にあわせた洋風の庭園で、ツタやヒマラヤスギ、柑橘類などが植えられています。

「大正昭和期の近代名建築 (日本建築学会) 」と「かながわの建築物100選」に選ばれました。