鳥瞰図と吉田初三郎
鳥瞰図と吉田初三郎



1910年代から1930年代に、日本では大観光ブームが起こります。
そのブームの中、日本内外の旅行パンフレットに鳥瞰図を取り入れたのが吉田初三郎(1884~1955)でした。
京都に生まれ、愛知県で工房を構えていた吉田は、1932年に初めて八戸市を訪れ、種差海岸の美しさに魅了されました。
彼は、その年の秋に海岸沿いに別荘兼アトリエ「潮観荘」を建設し始め、3年後には家族や工房の弟子たちと移り住みました。
「潮観荘」は、東北地方や北海道の鳥瞰図制作の拠点として活況を呈しました。
しかし、1953年に焼失してしまいました。
「潮観荘」はなくなりましたが、吉田の愛した美しい種差海岸は、今も変わらず訪れる人を魅了し続けています。