オオムラザクラ
オオムラザクラ

八重咲品種のサトザクラの一種であるオオムラザクラ(学名:Cerasus serrulata 'Mirabilis')は、20世紀に大村公園で見つかった。
60から200ほどの密集した花弁が2層を成す大きな花を特徴とする。
花は直径3~5センチほどで、それぞれの花は、葉のような10個の萼片で守られている。
これは、花に一重の花弁が5個ついているだけの、日本で最もみられる桜の品種であるソメイヨシノ(学名:Prunus x yedoensis)と異なる。
八重咲の桜が最初に栽培されたのは、数百年前にさかのぼる。

オオムラザクラ種は、1941年に、大村公園内の大村神社の境内で、地元の教師兼植物学者である外山三郎(1902–1986)により偶然見つけられた。
地元の記録によると、外山氏が、大村神社の境内で八重咲品種であるサトザクラの花を愛でているときに、標準サトザクラ種の約2倍の花弁を持つ、最初普通とは異なる花だと思っていたものに気付いた。
もっと近づいて見ると、外山氏は、これは新しい桜の木の品種であるという結論に至り、その後、見つかった市の名前にちなんで、オオムラと名付けた。



現在大村公園には数百本のオオムラザクラの木があり、これらはすべて外山氏が最初に確認した木から栽培されたものである。
大村市は、3月下旬から4月上旬にかけて、大村公園でおおむら桜まつりを開催している。
大村神社前のオオムラザクラの木は国の天然記念物に指定されている。