韮山反射炉韮山反射炉は、実用反射炉としては国内で唯一現存する貴重な遺構です。
日本の伝統的なものづくりの文化と西洋技術の交流によって、近代産業化を成し遂げた時代の貴重な歴史を物語る遺構として、2015年にユネスコの世界遺産に正式登録されました。
残念ながら、江川英龍は反射炉の竣工を見ることなく病死してしまいますが、事業は息子の英敏によって引き継がれ、1857年11月に3年半の歳月をかけて完成しました。
そして、1864年に使用が中止されるまで数多くの鉄製砲が鋳造されました。
【反射炉建造までの道のり】
1853年のペリー来航により、日本は外国の脅威にさらされました。
江戸湾海防の実務責任者となった江川英龍に対して、幕府は江戸内湾への台場築造と平行して、反射炉の建造を命じます。
ペリー来航以前から反射炉の研究を続けていた英龍でしたが、蘭書の記述のみを頼りに反射炉を建造するのは、非常に困難な事業でした。
完成した反射炉は溶解炉を二つ備える連双式のものを2基、直角に配置した形となっており、四つの溶解炉を同時に稼動させることができました。
【韮山反射炉】
所 在 地: 〒410-2113 静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268
開館時間: 9:00~17:00 (4月~9月) 、9:00~16:30 (10月~3月)
休 館 日: 毎月第3水曜日
入 場 料: 一般 500円、小・中学生 50円
【問い合わせ先】
韮山反射炉: TEL 055-949-3450