「妓王」に感謝する寺

「平家物語」で知られる白拍子(しらびょうし)の妓王(ぎおう)・妓女(ぎじょ)姉妹とその母と佛御前の菩提を弔うために建てられた寺と伝えられています。
その昔、平清盛から寵愛を受けた白拍子の妓王は、干ばつで苦しむ故郷の村人を救うために、清盛に願い出て野洲川から琵琶湖まで延長約12キロの水路を掘ってもらう。
おかげで田畑は潤い、村人たちは妓王に感謝しその水路を「祇王井川」と名づけ崇拝したと言い伝えられています。