1300年の歴史を誇る「西の高野山」
瑠璃寺は、神亀5年(728年)、聖武天皇の勅願により行基が開山したとされる寺院で、1300年近くの歴史を誇ります。高野山真言宗の名刹であり、「西の高野山」とも称される瑠璃寺は、修験道場としての伝統を持ち多くの参拝者に親しまれています。
瑠璃寺の境内には、本堂、金堂、薬師堂をはじめとする12の坊が点在しています。特に本堂は、兵庫県の重要文化財に指定されており、その鐘は応安2年(1369年)の銘が刻まれています。この鐘は、赤松一族が寄進したもので、歴史的な価値が高いとされています。
秋には、瑠璃寺を取り巻く紅葉が見事な景観を作り出し、多くの観光客が訪れます。紅葉の季節には、境内が赤や黄色に染まり、訪れる人々の心を癒します。また、春には桜が咲き誇り、四季折々の自然美を楽しむことができます。