大正時代の息吹を感じる木造建築美

米田御殿は、大正時代の歴史と文化を感じることができる貴重な観光スポットです。この御殿は大正11年(1922年)に興部村(現在の興部町)で建てられました。建設の背景には、当時の皇族で貴族院議員であった柳原義光伯爵の来村があり、興部村民の米田常作氏が自所有の山林を資材にして迎賓館として建造しました。

米田御殿は、興部町指定有形文化財の第一号として保存されており、建築後約70年の歳月が経過していますが、当時のままの姿で残されています。館内では、春と秋に一般公開が行われ、柳原伯爵直筆の書や下賜された硯箱などが展示されます。