触れて学ぶ北海道の古代文化

北海道立埋蔵文化財センターは、埋蔵文化財の調査研究、収蔵保管、普及啓発を目的として1999年4月に設立された施設で、野幌森林公園記念施設地区内に位置し、自然豊かな環境の中で歴史を感じることができます。
センター内では、北海道内で発掘された縄文時代の土器や石器、木製品、装身具など、多数の出土品が展示されています。これらの展示物は、北海道の古代文化や生活様式を知る上で非常に貴重な資料となっています。また、展示物の中には、実際に触れることができるものもあり、訪れる人々にとってより身近に感じられる工夫がされています。
さらに、センターでは様々な企画展示や講演会、考古学教室が定期的に開催されています。これらのイベントは、専門家による解説を通じて、埋蔵文化財や考古学に関する知識を深める絶好の機会となっており、家族連れや学校の社会科見学にも最適です。
また、無料で体験学習ができる「縄文工房」も常時開設されています。ここでは、滑石を利用した各種玉つくりやミニチュア土器・土偶つくり、砂絵つくり、ペーパークラフトなど、様々な体験ができます。これらの体験を通じて、縄文時代の人々の生活や技術を実感することができ、訪れる人々にとって貴重な学びの場となっています。