まるで宝石を散りばめたような美しい夜景

小樽市のシンボル的存在である天狗山は、標高532.4メートルの山で、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。市内中心部から車で約15分の距離にあり、アクセスも非常に便利です。天狗山の山頂へは全長735メートルのロープウエイで約4分で到着します。このロープウエイはノスタルジックな小樽の街並みを眼下に楽しむことができる空中散歩として多くの観光客に人気です。

ロープウエイのゴンドラは30人乗りで、12分間隔で運行されています。混雑時には6分間隔での臨時運行も行われるため、待ち時間も少なく快適に利用できます。山頂に到着すると、展望台からは小樽市街や小樽港、石狩湾を一望でき、晴れた日には遠く暑寒別連峰や積丹半島まで見渡すことができます。この絶景はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも一つ星を獲得しており、一見の価値があります。

天狗山は、昼間だけでなく夜景も楽しめるスポットとして知られています。函館山や藻岩山と並び「北海道三大夜景」の一つに数えられる天狗山の夜景は、宝石を散りばめたような美しさで多くの人々を魅了しています。山頂には5つの展望台があり、それぞれ異なる角度から景色を楽しむことができるのも魅力の一つです。

また、天狗山は四季を通じて様々なアクティビティが楽しめる場所でもあります。夏には全長400メートルのコースをボブスレーで滑る「天狗山スライダー」が人気で、爽快なスピード感を味わうことができます。冬には初心者から上級者まで楽しめるスキー場として、多くのスキーヤーやスノーボーダーに愛されています。

山頂駅には、絶景を眺めながら食事ができるレストラン「TENGUU CAFE」があり、地元の食材を使った料理を楽しむことができます。また、長い鼻をなでると願い事が叶うと言われる「鼻なで天狗さん」や、道開きの神・猿田彦大神が祀られている「天狗山神社」もあり、隠れたパワースポットとしても知られています。