名工の技と自然美が融合する歴史ある神社

高梨神社は、古代城柵跡の払田柵の西側にある真山の山頂部分に鎮座する歴史と自然が調和した美しい神社です。

高梨神社は古代から続く歴史を持つ神社であり、その起源は平安時代にまで遡ります。源平合戦の頃(1100年代)に活躍した「高井清和源氏武士団」の一部がこの地域に由来しており、特に現大仙市の日野・高梨地域から発生したとされています。神社の名前もこの高梨地域に由来しています。

高梨神社の社殿は非常に立派で、名工・円満造翁(えまぞうおう)が手掛けた「上り鯉」「龍」「荒獅子」などの素晴らしい彫刻が残されています。特に「上り鯉」の彫刻は力強さと美しさを兼ね備えた作品であり、見逃せないポイントです。

高梨神社は小高い丘の上に建てられており、周囲の自然と調和した美しい景観を楽しむことができます。神社のふもとには、仙北地域の国指定名勝旧池田氏庭園の分家庭園が広がっており、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。