長さ120mの藤棚が圧巻

慶雲2年(705年)に開基されたと伝えられるこの古刹は、薬師瑠璃光如来を本尊とし、四季折々の花が楽しめる「花の寺」として広く知られています。
境内には、人間界と仏界を結ぶとされる太鼓橋が架かり、橋下の心字池には数百匹の錦鯉や真鯉が泳いでいます。春には桜や石楠花、夏には睡蓮や蓮、秋には紅葉など、一年を通して様々な花を楽しむことができます。
中でも、樹齢150年を超える九尺藤は、その美しさから兵庫県の天然記念物にも指定されており、毎年5月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。長さ120mにも及ぶ藤棚から紫色の花が垂れ下がる光景は圧巻で、多くの観光客を魅了します。夜間にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。