徐福の足跡を辿る

約2200年前、秦の始皇帝の命を受け、不老不死の霊薬を求めて東方に旅立った徐福。その足跡を辿る徐福公園は、新宮市の歴史と伝説を今に伝える場所です。

公園の中心には、徐福の墓と伝えられる墓碑があり、その周辺は平成6年に中国風の楼門が設置されるなど、整備が行われました。園内には墓碑の他、徐福の功績を称える顕彰碑や、彼に従って来た7人の重臣を祀る七塚の碑などが点在しています。

徐福伝説によれば、徐福は3000人の童男童女を率いてこの地に渡来し、「天台烏薬」という薬草を発見しました。しかし、温暖な気候と美しい風景に魅了され、永住を決意。農耕、漁業、捕鯨などの技術を地元の人々に伝え、この地の発展に貢献したと伝えられています。

園内には売店が設けられ、休憩やお土産の購入が可能です。また、自転車やチャイナドレスのレンタルも行っており、徐福の時代に思いを馳せながら園内を散策するのもおすすめです。