山頂から望む絶景と歴史ロマン

入登山神社(にゅうとざんじんじゃ)は、標高777mの入登山山頂に鎮まる神社です。その歴史は古く、応永年間(1394~1428年)に下條頼氏によって祀られたと伝えられています。江戸時代には農業の山の神として信仰を集め、博打祭と呼ばれる賑やかな祭りも開催されていました。

入登山神社の見どころは、まずそのロケーションです。標高777mからの眺望は素晴らしく、参拝だけでなくハイキングも楽しめます。境内には、伊那の名工、古林清松によって作られた社殿や、再建時に奉納された掲額など、歴史を感じさせる建造物が多く残っています。

また、入登山神社は「勝運の神様」としても知られており、一番人気のお守りは天狗の面をあしらった「勝守(かちまもり)」。スポーツや受験など、人生の様々な勝負事にご利益があると言われており、近年では交通安全や入学祈願の参拝者も増えています。
春と秋の例祭では、天狗の下駄飛ばし大会や浦安の舞、宝投げなど様々なイベントも開催され多くの人々で賑わいます。