港と立山連峰を一望できるビュースポット

富山新港展望台は、富山新港の開港10周年を記念して1980年に整備された展望施設で、誰でも無料で利用できる地域のランドマークです。高さ19.5メートルの塔には約70段のらせん階段で上る構造になっており、頂上の展望室からは、富山湾に架かる新湊大橋をはじめ、港湾施設や富山新港の広がり、さらに天気が良ければ立山連峰まで見渡せる絶景が広がります。

展望台の途中には、開港当時の航空写真や富山新港の歴史を紹介するパネル展示もあり、港の成り立ちや地域の発展を学ぶことができるため、観光だけでなく教育的な要素も兼ね備えたスポットです。

また、展望台のすぐそばには、高さ15メートルの「新湊弁財天像」が立っています。これは高純度アルミ製としては日本最大の像とされ、港の守護と平和を祈念して建立されたものです。独特の外観は写真映えも抜群で、訪れる人の目を引きます。

展望台の周辺は「南水路緑地公園」として整備されており、芝生の広場やベンチ、東屋、季節の花が咲く遊歩道が広がっています。春には桜、初夏にはアジサイ、秋には萩など、季節ごとに美しい自然が楽しめ、散策やピクニックにも最適です。