古美術から現代アートまで揃う公園の中の美術館

市民の憩いの場、大濠公園の緑に溶け込むように佇む福岡市美術館。
ここは、アジアの玄関口・福岡ならではの、東西の美を横断するコレクションを所蔵しています。

その魅力は、古美術と近現代美術という二つの大きな柱にあります。
日本の仏教美術を代表する力強い金剛力士像や、茶の湯釜など貴重な古美術の数々。
そして、屋外で迎えてくれる草間彌生の「南瓜」をはじめ、アンディ・ウォーホル、アンゼルム・キーファーといった世界の巨匠から、九州ゆかりの作家までを網羅する近現代アート。
時代も文化も異なる美の系譜を、一つの場所でたどることができます。

近代建築の巨匠・前川國男が設計した空間は、美術鑑賞の体験を格別なものにします。
作品の特性に合わせて光や空間が巧みに演出され、一つ一つの作品が持つ本来の力と静かに向き合えます。

美術を堪能した後は、公園の景色が美しいカフェやレストランでひと休み。
キッズスペースやユニバーサルデザインも充実しており、美術ファンはもちろん、お子様連れのご家族まで、誰もが心地よく過ごせるよう設計されています。
アートと自然が交差するこの場所で、心満たされる一日を。