地元では「祇園さん」の愛称で親しまれる古社

津島神社は、田原本町旧町域の南側に鎮座し、神仏分離以前は祇園社といわれていました。
現在も夏に盛大な祇園祭が催されることもあり、地元では「祇園さん」の愛称で親しまれています。
現在、祭神は素戔鳴命、櫛名田姫命、誉田別命、天児屋根命などとなっていますが、本来は牛頭天王を祭神とする田原本村の産土神だったと考えられています。
この神社は、明治中期に書写された天治二年 (1125) の棟札に建立の文字があったとされることから、創建年代の早いことがうかがえます。
神社の南西側の発掘調査で、神社を囲む中世末の大溝が検出されています。
江戸時代には、領主平野家の尊崇をあつめ、毎年米1石5斗の寄進を受けられました。
明治2年には、平野家の本貫地尾張国津島にあった津島社も祭神を牛頭天王とすることから、社名を津島神社と改めることとなりました。