お稲荷さんと於菊のお話

於菊稲荷神社と呼ぶようになったのは、江戸時代中期のこと。
この神社の熱心な信者である於菊という娘は心優しく、近所の子どもたちやその親たちからも慕われていました。
ところがある日重い病にかかり、住むところを失ってしまいます。
子どもたちの親は神社に小屋を建てて交代で看病しました。
3年が過ぎたある夜、稲荷の神様からお告げを受けると病が治り、神秘的な力を授かりました。
巫女となった於菊は困っている人を助けるようになり、多くの参拝者が訪れるようになりました。
困り事は稲荷の於菊に聞け、於菊の稲荷に参ろうと、いつしか於菊稲荷となったといわれています。