
日が暮れると、福岡の街角に現れる小さな灯り。
それは、福岡名物「屋台」が営業を始める合図です。
屋台の魅力は、ただ食事をすることだけではありません。
店主や、肩を並べて座った地元客との自然な会話こそが、最高の思い出になります。
都会のビル群を背景に、約100軒もの屋台が並ぶ光景は、福岡でしか見られない特別な風情。
定番の博多ラーメンやおでんはもちろん、天ぷら、フレンチ、さらにはバーまで、個性豊かな屋台をハシゴして、様々な味と出会うのも楽しみ方の一つです。
屋台は、福岡の温かい人情に触れる文化体験の場。
気になる一軒を見つけたら、ぜひ暖簾をくぐってみてください。
【屋台を安心して楽しむための5つのヒント】
1. 席は譲り合い、荷物はコンパクトに屋台は10席ほどの小さなお店です。
新しく人が来たら席を詰め、譲り合いながら楽しみましょう。
荷物は足元か膝の上に。
大きな荷物はコインロッカー等に預けておくのがおすすめです。
2. 注文はスマートに、長居は粋じゃない
まずは一品注文するのがマナー。
混んできたら30分〜1時間程度で席を立つのが「粋」な楽しみ方です。
色々な屋台をハシゴして、たくさんの味を体験しましょう。
3. 料金はメニューで確認を
料金はメニューに明示されています。
店によっては席料(お通し)が必要な場合も。
不明な点は、注文する前に遠慮なく店主に尋ねましょう。
4. 心地よい距離感で会話を楽しもう
店主や他のお客さんとの会話は屋台の醍醐味ですが、節度も大切。
相手が楽しんでいるか、少し気にかけながらコミュニケーションを楽しみましょう。
5. 知っておきたい基本ルール
衛生上の理由で、屋台では刺身などの生ものは提供されません。
また、ほとんどの店は予約不可で、トイレもありません。
天候などによる急な休みもあるため、気になるお店がある場合は訪問前にSNS等を確認すると確実です。