桜との相性が抜群の由緒ある神社

善通寺市南部に聳える大麻山の麓に佇む『大麻神社(おおさじんじゃ)』。
今から1900年あまり前の景行天皇の時代、忌部氏が付近を開拓して麻を植え、祖先神である天太玉命(あめのふとだまのみこと)を祀ったのが始まりだと伝えられており、平安時代中期に編纂された「延喜式」にも名を残す歴史ある神社です。
主神の天太玉命座像と、彦火瓊々杵命(ひこほににぎのみこと)座像は、国の重要文化財に指定されています。

シリブカガシを主体に蔓性植物やシダ植物が茂る約7,800㎡の広大な社叢は、香川県の自然記念物に指定されています。
春にはソメイヨシノが参道を彩り、静謐を湛える神社の前にはらはらと薄紅色の花びらが舞い散る様子は圧巻です。

毎年10月の第一日曜に行われる秋の大祭では、5組の獅子舞組が一堂に会し、迫力に満ちた舞の奉納を行います。