秘境にかかるスリルと絶景の吊り橋

祖谷のかずら橋は、祖谷渓にかかるシラクチカズラで作られた吊り橋です。日本三大奇橋の一つに数えられ、国の重要有形民俗文化財にも指定されています。シラクチカズラという植物を編み上げて作られた橋は、長さ45m、幅2m、高さ14mあり、足場の間隔が広く、歩くたびに揺れるため、スリル満点です。祖谷渓の代表的な観光スポットとして人気を集め、多くの観光客が、スリルを味わいながら絶景を楽しんでいます。

祖谷の地には平家の落人伝説が残っており、かずら橋はかつて祖谷の地に住む人々の生活を支えた重要な交通手段でした。源平合戦で敗れた平家の人々が、祖谷の地に隠れ住む際に、敵の追手を阻むためにかずら橋を架けたと言われています。

また、かずら橋からは祖谷渓の美しい景色を一望できます。V字型に深く切れ込んだ渓谷や、四季折々の表情を見せる木々など、自然の雄大さを感じることができます。