イベント情報
葛城市歴史博物館で春季企画展「古墳と黄泉の世界 ―横穴式石室のなかで―」を開催中

葛城市歴史博物館では、2026年5月16日(土)から7月5日(日)まで、春季企画展「古墳と黄泉(よみ)の世界 ―横穴式石室(よこあなしきせきしつ)のなかで―」を開催しています。
本展では、寺口忍海古墳群(てらぐちおしみこふんぐん)の古墳から見つかった須恵器や土師器を手がかりに、古墳時代の人々が死後の世界をどのように想像していたのかを紹介します。
古墳に残された出土資料や調査資料を通して、亡き人へ器を添えた当時の人々の想いや、他界・黄泉国へのイメージをたどることができます。
出土資料からたどる、古墳時代の死後観
春季企画展「古墳と黄泉の世界 ―横穴式石室のなかで―」では、葛城市にある寺口忍海古墳群の調査資料や写真パネルを通して、古墳の内部に残された土器の配置や、死者に添えられた器の様子を紹介します。
寺口忍海古墳群の多くの古墳では、死者に添えられた須恵器や土師器が、そのままの状態で見つかっています。
本展では、そうした出土資料から、古墳時代の人々が死後の世界をどのように考え、亡き人にどのような想いを寄せていたのかをたどります。
寺口忍海古墳群から考える、古墳時代の他界観

寺口忍海古墳群は、葛城山の東麓に広がる群集墳のひとつです。総数200基以上の古墳がつくられていたと推定されており、5世紀後半から7世紀初めにかけて造られ続けたと考えられています。
また、横穴式石室を当初から採用していることや、鍛冶道具を副葬品にもつ古墳があることから、鉄器生産に関わった人々の墓ではないかとも考えられています。こうした人々の中には、渡来人も数多く含まれていたと推定されています。
今回の企画展では、こうした古墳群の出土資料を通して、当時の人々の暮らしや技術だけでなく、死者を送るための祈りや、死後の世界へのまなざしにも目を向けます。
本展をより楽しむための用語解説
古墳
古代につくられた墳墓です。日本では3世紀から7世紀ごろにかけて、各地で多くの古墳が築かれました。
黄泉(よみ)
日本神話などに登場する、死後の世界を指す言葉です。本展では、古墳時代の人々が他界や黄泉国をどのようにイメージしていたのかを考える手がかりとして扱われます。
横穴式石室(よこあなしきせきしつ)
古墳の内部に石を積み上げてつくられた埋葬施設の一種です。横方向に入口をもち、内部に死者を葬る空間が設けられています。
須恵器(すえき)・土師器(はじき)
古代日本で使われた土器です。須恵器は高温で焼かれた灰色系の硬い土器、土師器は赤褐色系の素焼きの土器として知られています。
開催概要

会期
2026年5月16日(土)~7月5日(日)
会場
葛城市歴史博物館 1階 特別展示室
開館時間
午前9時~午後5時
※入館は午後4時30分まで
休館日
毎週火曜日、第2・第4水曜日
観覧料
一般:200円(20名以上の団体料金:160円)
高校・大学生:100円(20名以上の団体料金:80円)
小・中学生:50円(20名以上の団体料金:40円)
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料です。受付で障害者手帳をご提示ください。
駐車場
30台駐車可能
※観光バス駐車時は、上記の限りではありません。
歴史講座「葛城学へのいざない」も開催
会期中には、春季企画展に関連した歴史講座「葛城学へのいざない」も開催されます。
参加を希望される方は、事前申込みが必要です。事前申込みのない方は、当日参加できませんのでご注意ください。
春季企画展記念講演会
第1回「魂を運ぶ鳥 -古墳時代の他界観-」
日時:2026年5月23日(土)午後2時から
講師:神庭 滋(葛城市歴史博物館 館長)
第2回「古墳と黄泉の世界 -横穴式石室のなかで-」
日時:2026年6月13日(土)午後2時から
講師:千賀 久(葛城市歴史博物館 特任館長)
第3回「古墳壁画の世界 -亡き人への想い-」
日時:2026年7月4日(土)午後2時から
講師:千賀 久(葛城市歴史博物館 特任館長)
定員
各回200名
会場
葛城市歴史博物館 2階「あかねホール」
入場
無料
申込み・お問い合わせ
歴史講座への参加を希望される方は、葛城市歴史博物館へ直接電話で申し込むか、講座申込フォーム、または当館受付にてお申し込みください。
申込み・お問い合わせ
葛城市歴史博物館
電話番号:0745-64-1414
所在地
奈良県葛城市忍海250番地1




