歴史を知れば旅はもっと面白くなる! ヒストリカルな水戸市・笠間市
水戸は日本でも有数の古都。そして、笠間は城下町として発展した街。
その面影が残るエリアを歩けばいつしか、いにしえの時代に引き込まれます。
ブランドとして名高い特産品も味わいながら、のんびりと歴史散策を満喫しました。
ヒストリカルな水戸市・笠間市を歩くおすすめコース
- 水戸城大手門
- 弘道館
- 別春館
- 笠間 森のレストランMonomi
- 小田喜商店
明治維新の原動力となった学び舎へ
徳川御三家のひとつ、水戸徳川家のお膝元として大いににぎわった水戸城。
2021年に土塀の整備や二の丸角櫓の復元が完了し、一帯は今、美しい歴史散策コースとしてふたたび脚光を浴びています。
「水戸の歴史」と聞いてまっさきに思い浮かぶのが、水戸黄門 (二代目水戸藩主・徳川光圀)。
隠居後も各地を旅し、悪や不正を正したストーリーは、時代劇でもおなじみとなりました。
もうひとり、水戸の歴史を語るうえで欠かせない名君といえば、九代目藩主・徳川斉昭。
30歳で家督を継いだ斉昭は、文武両道の人材を育てる学校として、「弘道館」を創設しました。
学問と武芸に加え、医学や天文学地理学、音楽まで幅広い分野の教育を行っていたここは、現代でいえば総合大学。
入学は15歳以上、生涯教育の理念を掲げていたため「卒業」はなく、40歳以上になると通学は任意だったといいます。
さらに、学費は無料。
斉昭がいかに人材教育に情熱を注いでいたかがうかがえます。
そんな熱い学び舎を舞台に、「水戸学」が発展。
その思想は、吉田松陰や西郷隆盛など幕末の志士にも、大きな影響を与えたといわれています。
つまりここは、明治維新の原動力が生まれた場所なんです!
藩校当時の面影が残る敷地内を歩いてみましょう。
日本の未来を支えるべく勉学に励んだ、若き藩士たちの熱い思いに触れられるかもしれません。
国指定重要文化財の「正庁」や、武術の試験が行われた「対試場」、最後の徳川将軍・慶喜が幼少時代を過ごした「至善堂」など、主な見どころを1時間ほどで巡ることができます。
水戸城大手門 基本情報
【住 所】茨城県水戸市三の丸2丁目地内
【電話番号】
029-306-8132 (歴史文化財課)
【Webサイト】
https://www.guidoor.jp/places/5815
弘道館 基本情報
【住 所】茨城県水戸市三の丸1-6-29
【電話番号】
029-231-4725 (茨城県水戸土木事務所 偕楽園公園課 弘道館事務所)
【Webサイト】
https://www.guidoor.jp/places/5814
江戸時代にさかのぼる老舗で、好みの地酒探し
城下町として栄えた水戸には、おいし~い地酒もあります。
しかも、日本酒に焼酎、梅酒、クラフトジン、ウォッカにリキュールと種類も豊富!
そんな土地のお酒を味わうなら、ぜひ訪ねてみたいのが、「別春館」。
酒造りを1850年にまでさかのぼる「明利酒類」が運営する、日本酒と梅酒の資料館です。
旧酒蔵を利用した館内は、風情たっぷり。
大切に保管されている道具を見ながら、製造工程や酒造りの歴史を説明してもらうこともできます。
「明利酒類」は、全国の酒造りの場で使われる「明利小川酵母」「M310酵母」の発祥の蔵元。
「M310酵母」を使った「大吟醸 副将軍」は、水戸を代表する地酒として知られています。
見学ツアーの後は代表銘柄の試飲もできます。
国内産青海で仕込んだ原酒をじっくり熟成させ、ブランデーと蜂蜜で仕上げた「百年梅酒」を試飲グラスに注ぐと……なんともいえない、梅のまろやかな香り。
日本酒を蒸留し10年間貯蔵したスピリッツをベースにしたジンは、スパイシーで上品な香りがクセになりそう。
このほか、果実を使ったリキュールや本格焼酎など幅広いお酒が揃うので、きっと好みのものが見つかるはずです。
別春館 基本情報
【住 所】茨城県水戸市元吉田町327
【電話番号】
029-246-4811
【営業時間】
9:30~16:30
【定 休 日】
月曜 (祝日の場合は開館、翌日休み)、12月31日~1月5日
歴史散策の後は、笠間のグルメを堪能
水戸市で歴史散策を楽しんだ後のランチは、茨城県のブランド牛である常陸牛を味わえる、「笠間 森のレストランMonomi」へ。
その名のとおり、清々しい森の中にある、フレンチイタリアンをベースにしたレストランです。
店内に足を踏み入れた瞬間、目に飛び込んでくるのは一面の緑!笠間駅から車でたった7分という好アクセスながら、別荘のような趣を味わえます。
常陸牛を使ったメニューのなかでもユニークな逸品が、「常陸牛ひつまぶし」。
常陸牛を特製ダレに一晩漬けこみ、じっくり低温調理した後、瞬間冷却してさらに一晩漬けこみ、手間をかけて丁寧に仕上げたお肉は、まるで熟成肉のような風味と旨味。
ボリュームはありますが、最初は薬味と一緒に、シメは出汁茶漬け風に味変を楽しむことで、あっという間に完食してしまいます。
笠間市を訪れたら味わいたいものがもうひとつ。
それは、「笠間の栗」。笠間市は栗の栽培がとても盛んな土地として知られています。
ここで育った栗を、生栗や栗甘露煮や渋皮煮、ペーストに加工しているのは、栗専門店「小田喜商店」。
農家さんから毎日届く新鮮な栗を使って、さまざまな商品を開発しています。
商品はお取り寄せもできますが、「もんぶらん」や「もんぶらんソフト」は、店舗でしか味わうことができない限定のスイーツ。
お土産には、栗と砂糖だけで作る濃厚な味わいのお菓子「ぎゅ」や、上品な甘さの「栗甘露煮」が人気です。
なかでも「ぽろたん」の甘露煮は、秋から数か月間しか販売されない、貴重な逸品。
やさしい甘味とホクホクとした食感で、一粒ずつ大切に味わいたくなります。
歴史に触れ、その土地ならではのおいしいものを産地の店舗で買い求める。
のんびりと旅をするなら、こんなコースもオススメです。
笠間 森のレストランMonomi 基本情報
【住 所】茨城県笠間市笠間2517-1 ホテルイオアルフェラッツ内1F
【電話番号】
0296-72-9928
【営業時間】
11:30~14:00、17:30~20:00 (L.O. 19:30)
* 予約は平日12:00まで、土・日・祝日11:30のみ
* ディナーは要予約 (当日予約は16:30まで)
【定 休 日】
月曜 (祝日の場合は営業、翌日休)
小田喜商店直売所 基本情報
【住 所】茨城県笠間市吉岡185-1
【電話番号】
0299- 45-2638 (土曜・日曜・祝日は店舗の対応優先になるため、電話に出られないことがあります)
【営業時間】
1月~8月は日曜・月曜・祭日。9~12月は不定休
【定 休 日】
10:00~17:00 (9・10月は~18:00)
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