参照:ODAN
2月14日はバレンタインデー💓
近年では本命チョコや義理チョコよりも、おしゃれ女子たちが自分へのご褒美として高級チョコレートを買う「ご褒美チョコ」が増えているのではないでしょうか。
筆者もこの時期は普段買えない特別なチョコレートが食べたくて…食べたくて…

筆者撮影
先日も2019年12月に銀座にオープンしたばかりのイタリアの老舗チョコレート店venchi(ヴェンキ)のチョコレートとジェラートを食べに寒空の下並んできましたw
そんなご褒美チョコの風潮もあってか、毎年開催されているチョコレートの祭典サロン・デュ・ショコラは年々盛り上がりを見せている気がします。

参照:ODAN
前置きは長くなりましたが、チョコレート好きな人にとってバレンタインデーは特別ですよね。
今回は数あるチョコレートの中でもせっかくなら日本ならではのものを味わいたい!ということで…

参照:ODAN
日本のショコラティエが作るジャパンクオリティなチョコレートに絞ってご紹介していこうと思います。
今年のチョコレート選びは、日本人の匠の技を楽しめるラインナップから探してみませんか?
日本人ショコラティエが作る絶品チョコレート【7選】
早速日本人ショコラティエが作り出す素晴らしいチョコレートの中から選りすぐり7つのお店をご紹介します。
地方にしかない店舗も、ネット販売などを行っている場合があるので、ぜひ一度チョコレート界のジャパンクオリティを食べ比べてみてくださいね。
筆者の目線で贈る目的や相手も記してみたので、参考にしていただければ幸いです。
CHOCOLATIER PALET D’OR(ショコラティエパレドール)
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引用:CHOCOLATIER PALET D’OR(ショコラティエパレドール) 公式Instagram
フランスリヨンの名店「ベルナシオン」で技術だけでなくチョコレートに対するエスプリ(精神)そのものを受け継いだ三枝俊介氏がショコラティエを務めているショコラティエパレドオール。
かつてはパティシエとして活躍していながら、どうしてもチョコレートを極めたいという想いが抜けず、57歳でショコラティエとして再出発を果たした人物としても各メディアで話題になりました。
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引用:CHOCOLATIER PALET D’OR(ショコラティエパレドール) 公式Instagram
チョコレート界のエジソンとも言われている三枝氏のチョコレートは本当に独創的で個性に溢れています。
中でも日本酒の「獺祭」を使用した「獺祭ショコラ」は塩がアクセントになったミルクタイプと香り豊かでほのかに苦いビタータイプが楽しめる大人のためのチョコレート。
甘いチョコレートが苦手な方や目上の方への贈り物にもおすすめです。
ショコラティエ パレ ド オール 東京
住所:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 1F
TEL:03-5293-8877
営業時間:【平日】 11:00~21:00 (L.O20:30 )【日祝】11:00 ~20:00(L.O19:30 )
http://www.palet-dor.com/index.html
ChocoReko(チョコレコ)
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皆さんはローチョコレートをご存知ですか。
ローとはraw(生)という意味で、原料のカカオが生(つまりカカオを焙煎していないということ)のチョコレートを総称してローチョコレートと呼び、栄養価がものすごく高いと若い女性を中心に最近人気を集めています。
ChocoRekoはオーナーショコラティエールの狩野玲子氏が海外でローチョコレートの魅力を見出し、日本で実現したチョコレートブランドです。
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フェアトレードの有機ローカカオと有機椰子糖を使用した、全て手作りのチョコレート。
身体に良いだけでなく、美味しく、見た目にも美しいChocoRekoのチョコレートは美容に興味のある女友達へ友チョコとしていかがでしょうか。
オンラインショップ:https://chocoreko.shop/
KEN’S CAFE TOKYO(ケンズカフェ東京)
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引用:KEN’S CAFE TOKYO 公式Instagram
KEN’S CAFE TOKYOと言えば…言わずもがなガトーショコラで有名なお店です。
こちらのお店は元々はスイーツ専門店でもチョコレート専門店でもなくレストランでした。
そのレストランのデザートとして提供されていたガトーショコラに人々が感銘を受け、お持ち帰りできるようにしてほしいという想いから生まれたそうです。
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引用:KEN’S CAFE TOKYO 公式Instagram
このガトーショコラの為だけに作られたチョコレートは、世界最高峰の「DOMORI」創始者ジャンルーカ・フランゾーニ氏自らが調合した特別なものです。
常温で食べるとテリーヌドショコラ、冷やすと生チョコ、レンジで温めるとフォンダンショコラという様に様々な感覚で楽しめます。
小ぶりながらも高級感と満足感が得られるので、ちょっとした手土産やお家での特別なデザートにぴったりかと思います。
KEN’S CAFE TOKYO
住所:東京都新宿区新宿1-23-3 御苑コーポビアネーズ1F
TEL:03-3354-6206
営業時間:10:00~19:00
定休日:土曜日・日曜日・祝日
https://kenscafe.jp/
LE CHOCOLAT DE H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)
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LE CHOCOLAT DE Hは世界的に有名なショコラティエでありパティシエの辻󠄀口博啓氏が日本から世界へ羽ばたくチョコレート専門店として立ち上げたお店です。
辻口氏はチョコレートの世界的な祭典サロン・デュ・ショコラ・パリで6年連続最高評価を獲得しているショコラティエであり、日本独自の和素材や発酵をテーマにチョコレートを創作しています。
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例えば今期の新作では国産レモンをホワイトチョコレートと合わせ珠洲の塩をアクセントにしたものや、沖縄黒糖とビターチョコレートを合わせた大人な一枚、柚子や金柑を合わせたものなど…
日本ならではの素材が存分に生かされたチョコレートの数々はもはや芸術です。
斬新で今までにないチョコレートを楽しみたいチョコレートマニアの方や日本の文化に興味のある外国のお友達に紹介するのにもぴったりなジャパンクオリティが凝縮されたチョコレートです。
LE CHOCOLAT DE H
住所:東京都中央区銀座6-7-6 銀座細野ビル1F
TEL:03-6264-6838
営業時間:11:00~20:00(LO 19:30)※日・祝日最終日11:00~19:00(L.O 18:30)
定休日:不定休
https://www.lcdh.jp/
Chocolatier Miki(ショコラティエミキ)
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引用:Chocolatier Miki 公式Instagram
世田谷千歳烏山にこじんまりとお店を構えながら、一つ一つ手作りで素材を生かしたチョコレートを販売するChocolatier Miki。
お店の名前でありシェフショコラティエール宮原美樹氏のイニシャルMをとった定番のボンボンショコラは産地の異なる4種類のカカオの香りと口の中で変化を遂げる特別な味わいを楽しめます。
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引用:Chocolatier Miki 公式Instagram
Chocolatier Mikiで使用しているチョコレートは主にフランス産の香り高い最良質のクーベルチュール。
また全て手作業だからこそ得られる繊細な口どけや徹底した温度管理、天然の香りにこだわり一切香料を使用していないなどチョコレートに込めたこだわりと愛情が感じられます。
親友や自分の家族への心を込めた贈り物として、手に取ってみてはいかがでしょう。
Chocolatier Miki
住所:東京都世田谷区南烏山4-9-11 第2アベニューハウス001号
TEL:03-3300-1277
営業時間:【毎週 木・金曜日】11:00~17:00 【第3土曜日】11:00~17:00
http://www.choco-miki.com/
café TANAKA(カフェタナカ)
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女性パティシエ田中千尋氏が名古屋で手掛けるcafé TANAKAのチョコレートが全国で話題を呼んでいます。
彼女が手掛けるRÉGAL DE CHIHIROのチョコレートはカカオにこだわり、理想のショコラを追い求めて世界各国をめぐり続けた結果生まれた逸品です。
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また様々な女性誌でも取り上げられているビジュー・ド・ショコラテは可愛らしい缶にぎっしりとまるで宝石のように埋め込まれたチョコレートが目を引きます。
珈琲豆をくちどけ滑らかで様々なフレーバーのチョコレートでコーティングしたこのチョコレートは毎年進化しながらも創業50年間愛され続けているビーンズチョコレートです。
流行に敏感な女友達や仕事の合間のホッと一息つきたい自分へのご褒美に選んでみるのも素敵だと思います。
café TANAKA
オンラインショップ:https://shop.cake-cake.net/cafe_tanaka/index.phtml
Nakamura Chocolate(ナカムラチョコレート)
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引用:Nakamura Chocolate 公式Instagram
最後にご紹介するのは若き女性ショコラティエール中村有希氏が手掛ける新進気鋭のジャパンクオリティなチョコレートNakamura Chocolateです。
彼女とチョコレートの出会いは幼少期、父親がフランスパリで買ってきてくれた宝石の様なチョコレートに魅了されたことからでした。
その後オーストラリアで製菓の修行を積み、先住民アボリジニが食べてきた伝統的な食材「ブッシュフード」を知ったことがきっかけで彼女のチョコレートづくりに革命が起こります。
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引用:Nakamura Chocolate 公式Instagram
その後神戸にお店を構えるにあたり、抹茶や柚子など日本独自の素材を生かしたフレーバーにも挑戦。
見た目も美しく、今までに食べたことのない新しい発見を得られるチョコレートは新しいものをいち早く取り入れたいおしゃれな友人や彼におすすめです。
子育てとショコラティエ―ルを両立されている一人の女性としても今後の活躍に期待が高まります。
Nakamura Chocolate
オンラインショップ:https://nakamura-choco.easy-myshop.jp/
日本のチョコレート史

参照:ODAN
海外でも活躍する日本のショコラティエのチョコレートをご紹介させていただきましたが、そもそも日本人とチョコレートの出会いはいつが始まりなのでしょうか。
意外と今まで知らなかった日本のチョコレートの歴史を紐解いてみようと思います。
日本における最初のチョコレートの記録は長崎

支倉常長
一説によると、日本人で初めてチョコレートを口にしたのは 江戸初期の仙台藩士支倉常長(はせくらつねなが)だったと言われています。
支倉がメキシコに出向いた際に、薬用としてチョコレートを口にしたという話ですが、実際に記録としては残されていないので定かではありません。

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きちんと記録として残っている最古のものとしては、18世紀に長崎の遊女がオランダ人からもらったものをリストにした『長崎寄合町議事書上控帳』に記載された「しよこらあと」とが有力です。
また1873年に岩倉使節団がフランスを訪問し、チョコレート工場を見学した記録も残されています。
時は明治 日本初のチョコレートを販売

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1878年日本初国産のチョコレートが、風月堂総本店で販売されます。
風月堂総本店5代目の大住喜右衛門が、当時の番頭である米津松蔵に横浜で技術を学ばせたことにより実現しました。

鹿鳴館 明治のイメージ
当時の新聞には「貯古齢糖(チョコレート)」という記載で広告が打たれたようです。
しかしながら、高級品であったチョコレートは庶民の口には到底入らない代物でした。
明治時代のチョコレートが今のチョコレートとどれくらい見た目や味に差異があったのか筆者も気になるところです…
庶民にもチョコレートが普及

参照:ODAN
大正時代に入ると、森永商店(現:森永製菓)が輸入チョコレートを原料にクリームチョコレートを製造します。
ここからさらに日本のチョコレート産業は躍進します。
1909年には板チョコの販売を開始し、1918年には原料であるカカオ豆から生成するところまで発展していきました。

参照:ODAN
その後不二家や明治製菓も次々にチョコレートをつくるようになり、広く一般にチョコレート菓子が普及していきます。
この時代のチョコレートはチョコボールや棒状のチョコなどが主流だったようですが、今でもこの種のチョコレートが親しまれているのを見ると、歴史の深さを感じられますよね。
日本のバレンタインデーのはじまり

参照:ODAN
チョコレートというと2月14日のバレンタインデーのイメージが強いですがその発端は1936年に洋菓子メーカーモロゾフが海外向けに「恋人にチョコレートを贈る」という趣旨の広告を出したのが始まりと言われています。
その後洋菓子メーカーメリーチョコレートカンパニーが新宿伊勢丹本店でバレンタインセールを始めたことにより、他の百貨店もこぞってバレンタインのイベントを行うようになっていきました。

参照:ODAN
こうして悲しくも企業の戦略により定着していったのが日本のバレンタインデーなのです。
ちなみにホワイトデーにバレンタインデーのお返しをするというのは、日本独自の文化で欧米ではこのような形式はとられていません。

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何はともあれ、日本のバレンタインが私たちの生活に馴染んでいったおかげで、毎年クオリティの高いチョコレートを手に入れる機会が増えたのは嬉しい事実です。
今後はますます筆者のように自分のために高級チョコレートを購入する人も増えるのではないでしょうか。
まとめ

参照:ODAN
今年のバレンタインデーは自分へ?大切な人へ?日頃の感謝を込めて?
目的は様々でも一口食べれば誰もが幸せになれるチョコレートで癒しのひと時を楽しんでくださいね。
日本のチョコレートはますます進化し、たくさんの可能性を秘めているので、筆者も今後更なるドキドキを味わえるチョコレートとの出会いが楽しみです🍫
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