7月に聞きたい&歌いたい日本の名曲

7月といえば何をイメージしますか?

夏、海開き、山開き、七夕……行事もたくさんありますね。

ここでは7月に聞きたい・歌いたい日本の名曲を、記念日に紐づけ、日付けを追いながらご紹介します。
ジャンルも童謡~J-Popまで、年代も明治から令和まで幅広くご紹介いたします。

暑い夏にぴったりのあの曲から、ちょっと意外な曲まであるかも?

7月1日は「童謡の日」! 夏の童謡をご紹介

1918年(大正7年)7月1日に、数多くの童謡・童話が掲載された児童文芸雑誌「赤い鳥」が創刊しました。
それに由来し、7月1日は「童謡の日」となっています。

幼稚園や保育園でも歌える簡単で馴染みのある夏の童謡を、ここでは2曲紹介します。

♪「かもめの水兵さん」

「かもめの水兵さん」の楽譜
画像は筆者作。

「かもめの水兵さん」は1937年(昭和12年)に発表された童謡で、作詞は竹内俊子、作曲は河村光陽です。

覚えやすいメロディーで、水兵の服を着ているような真っ白いカモメたちを歌った、かわいらしい曲です。

幅広い世代で親しまれており、作曲者の故郷・福岡県とお墓のある東京都文京区、作詞者の故郷・広島県三原市、そして神奈川県横浜市にそれぞれ歌碑が建っています。

福岡県田川郡福智町上野にある「童謡一路」記念碑。「かもめの水兵さん」の楽譜が刻まれている。
河村光陽の故郷・福岡県田川郡福智町上野にある「童謡一路」記念碑。「かもめの水兵さん」の楽譜が刻まれている。河村は本曲のほか「うれしいひなまつり」など数多くの童謡を手掛けた。写真提供:福岡県観光連盟

河村光陽「童謡一路」記念碑について、公式サイトはコチラ

♪「海」

「海」は1941年(昭和16年)に発表された童謡です。作詞は林柳波、作曲は井上武士です。
歌詞はごく簡潔ですが、ゆったりと雄大に歌われるメロディーに、海の広大さを感じますね。

7月3日は「波の日」!波がテーマの名曲といえば?

7月3日は「な(7)み(3)」と語呂合わせで読めるため、「波の日」とされています。

波や渚(波打ち際のこと)がタイトルに使われる名曲をご紹介します!

♪「波乗りジョニー」桑田佳祐

爽快感のある曲調で、サーフィンをやったとこある人もない人も波に乗ってみたくなりますね。
サザンオールスターズ「TSUNAMI」もおすすめの夏ソングです。

♪「渚にまつわるエトセトラ」PUFFY

ポップで元気があふれるの曲で夏の暑さも吹き飛びそうです。
カラオケでノリノリで歌いたいですね。

♪「渚」スピッツ

波の揺れのような、穏やかで静かな恋心を感じる曲ですね。
スピッツのシングルとして初めて、オリコン初登場1位を獲得しました。

7月6日は「ピアノの日」。日本初のピアノ曲ってどんなもの?

1823年の7月6日、シーボルト博士によって初めて日本にピアノが持ち込まれたことに由来します。

ここでは日本人作曲家による初めてのピアノ独奏曲をご紹介します。

♪「メヌエット」滝廉太郎

楊洲周延による浮世絵「貴顕舞踏の略図」。1888年、東京。

(MIDIは作者作)

滝廉太郎は「荒城の月」「花」「箱根八里」など歌曲で有名な作曲家ですが、実はピアノ曲も作曲しています。
1900年(明治33年)に作られた曲で、メヌエット(西洋の舞曲のひとつ)のリズムに日本的な音色を乗せた、日本初とは思えない高度な音楽性を持つ曲です。

「荒城の月」を中心に、滝廉太郎の略歴や優れた音楽性をまとめた記事はコチラ
「日本的な音色って具体的に何?」と思われた方はコチラ

また、夏のピアノ曲といえば、久石譲の「Summer」もおすすめです。

7月7日は七夕! ロマンティックな夜を演出する曲は?

7月の行事といえば、ご存じ七夕です。
短冊に願い事を書いて笹に飾ったり、夜に天の川や織姫星、彦星を眺める風習が一般的ですね。

起源には諸説ありますが、「棚機女(たなばたつめ)」に選ばれた乙女が着物を織って棚に供える、日本に古くからある禊ぎと、奈良時代に中国から伝来した7月7日の行事「乞巧奠(きこうでん)」が合わさったものだとされています。

♪「たなばたさま」

「たなばたさま」の楽譜
画像は筆者作。

昭和16年発表された童謡で、作詞は権藤花代・林柳波、作曲は下総皖一です。
短い歌詞ではありますが、子供たちが夜空を見上げている情景が目に浮かぶ、美しい曲ですね。

♪「7月7日、晴れ」DREAMS COME TRUE

1996年発売の名曲。
七夕の夜が、さらにロマンティックになること間違いなしのナンバーです。

7月10日は「ウルトラマンの日」!? 名主題歌をご紹介

え、なぜ!? と思われた方も多いと思います。
実は、初めて「ウルトラマン」が放映されたのが、1966年(昭和41年)の7月10日なのです。

「ウルトラマン」は、怪獣たちによって引き起こされる超常現象の解決に当たる、科学特捜隊とM78星雲「光の国」の宇宙警備隊員・ウルトラマンの活躍を描いた物語です。

ここではファンからの支持も熱い名主題歌をご紹介します。

♪「ウルトラセブンの歌」ジ・エコーズ、みすず児童合唱団

1967年(昭和42年)から現在まで、50年以上も愛される「ウルトラセブン」は、主題歌も名曲でした。
ウルトラマンを見たことがなくても、この子供心に響くヒロイックなメロディーには聞き覚えがあることでしょう。

♪「オーブの祈り」水木一郎 with ボイジャー

2016年放送の「ウルトラマンオーブ」の主題歌。
歌は「アニメソング界の帝王」水木一郎、作詞作曲は高見沢俊彦(THE ALFEE)という、豪華で熱いコラボにより生み出された名曲です。

7月19日は「サイボーグ009の日」! 数十年来愛され続ける漫画

続けて、またもちょっと変わった記念日です。
この記念日は、1964年(昭和39年)7月19日、漫画「サイボーグ009」の連載がスタートしたことに由来します。

「サイボーグ009」は、サイボーグに改造されてしまった年齢・国籍豊かな9人の戦士たちが、悪の組織の野望を阻止する、石ノ森章太郎によるSF漫画です。

♪「誰がために -2012ver.-」成田賢

2012年公開のアニメ映画版「009 RE:CYBORG」にて、1979年に放送したテレビアニメ版「サイボーグ009」の主題歌「誰がために」を、オリジナル歌手・成田賢が33年ぶりにセルフカバーしました。

7月第三月曜日は「海の日」! ”THE 海” な曲をご紹介♪

いよいよ「海の日」です!
もともとは、1876年(明治9年)に明治天皇が東北地方を巡幸された際、初めて船に乗られ、7月20日に青森から横浜に到着された「海の記念日」に由来します。

7月唯一の祝日で、5月のゴールデンウイーク以来はじめての祝日でもあるので、待ち遠しい方も多いのではないでしょうか。

心に響く唱歌からノリノリ気分になれるJ-Popまで、全4曲紹介します。

♪「われは海の子」

磯海水浴場の写真
「われは海の子」の楽譜
MIDIと画像は筆者作。

一、
我は海の子白浪の さわぐいそべの松原に
煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家なれ。

二、
生まれてしほに浴して 浪を子守の歌と聞き
千里寄せくる海の氣を 吸ひてわらべとなりにけり。

三、
高く鼻つくいその香に 不斷の花のかをりあり。
なぎさの松に吹く風を いみじき樂と我は聞く。

「我は海の子」とも表記される、明治43年(1910年)の唱歌です。
さわやかな海の波を感じるメロディですが、海を誇りに思っているような芯の強さも感じられますね。

作詞者、作曲者ともに不詳とされています。
ですが作詞者については鹿児島県出身の宮原晃一郎ではないかという説もあり、鹿児島市祇園之洲町の「祇園之洲公園」には歌碑が建てられています。

「我は海の子碑」について、公式サイトはコチラ

♪「HOT LIMIT」T.M.Revolution

衝撃的な衣装のMVで1998年(平成10年)以来、多くの人の目と耳に残る「HOT LIMIT」
振付けと併せてカラオケで盛り上がりたくなる夏の一曲です。

♪「ultra soul」B’z

こちらもカラオケで盛り上がること間違いなしの一曲。合いの手を忘れずに!
世界水泳などのテーマソングにも使われており、聞くだけで元気ややる気が湧いてくる名曲です。

♪「睡蓮花」湘南乃風

カラオケでの消費カロリーが高いことでも有名なこの曲。
カラオケで歌うのはもちろん、ドライブ中もノリノリで聞きたいですね。

7月26日は「幽霊の日」…! しっとりとした令和の話題曲

お岩さんで知られる、鶴屋南北の「東海道四谷怪談」。初演は文政8年(1825年)7月26日のことでした。

ここではタイトルに「幽霊」が入った令和元年話題の曲をご紹介します。

♪「海の幽霊」米津玄師

令和元年(2019年)公開のアニメ映画「海獣の子供」の主題歌。
広大な海をしっとりと、しかし壮大に歌い上げた名曲です。

なぜ米津玄師の歌は「不思議と耳に残る」名フレーズが多いのでしょうか?
その理由が気になった方記事はコチラ

~終わりに~

出典:写真AC

日付に沿ってBGMにしても良し、カラオケのレパートリーにしても良し、な7月に聞きたい名曲を文字や動画でご紹介しました。
夏本番、音楽も一緒に楽しんでみてはみてはいかがでしょうか。

なお「8月に聞きたい&歌いたい日本の名曲」記事でも夏の名曲を紹介しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。

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Yo-Ohtaki
2年間のヨーロッパ留学から帰国したのち、いままで何も考えずに受け止めていた日本の文化や生活の魅力に気づく。趣味である音楽・文化・旅行方面からのアプローチを中心に「まだ知らない日本」をご紹介します。