みよし市おすすめ観光スポット!愛知県民憩いの水と緑とアートのまち

多言語観光情報サイト『Guidoor』掲載の愛知県みよし市のおすすめ観光情報をご紹介します。

みよし市は愛知県の中央部、西三河といわれる地域の北西部に位置し、水辺と緑の多いたいへん環境の恵まれているまちです。名古屋市や豊田市などとも近接しており、ベッドタウンの町としてよく知られています。

「愛知県みよし市」水辺と緑に恵まれたカヌーとアートのまち!

市内には、境川(さかいがわ)と逢妻女川(あいづまめがわ)という2つの川が流れ、なだらかな猿投山麓(さなげさんろく)と平野が広がっています。

こうした山や川の意味深い名称は、この地域ゆかりの歴史に由来しているとのこと。古代から中世の古い時代にはこの地域で窯業が栄え、「猿投窯」という古窯の跡が残されています。

みよし市では今日も伝統ある祭りが催され、歴史的建築物が地域で大切に保存されてきています。

三好大提灯まつりの様子。多くの人で賑わう夜間の幻想的な景色が広がる。
毎年8月下旬に催される幻想的な「三好大提灯まつり」
「石川家住宅」木造の美しい外観。
みよし市指定文化財 1910(明治43)年建築の「石川家住宅」

みよし市は「アートのまち」としてもよく知られています。アートのある暮らしをコンセプトに、1989年度から2003年度にかけて「アートタウン三好彫刻フェスタ」が毎年開催されてきました。

市が主催してきたこの芸術フェスタは、2001年度「グッドデザイン賞(いわゆるGマーク。経済産業省の評価制度)」を受賞しており、新たな地域文化の創生や住民同士のコミュニケーションに寄与するものとして高く評価されています。

市内には70の受賞作品が公園や街角、学校などの公共施設に設置され、まちのシンボル的な存在となって広く親しまれています。

「三好丘緑地」の様子。緑の広がる公園。
市民の憩いの場「三好丘緑地」
「浮雲の桟橋」浮き雲の上に広がる空にはばたく幸せの鳥をイメージ。
浮き雲の上、大空を羽ばたく幸せの鳥を表現しているという三好丘緑地の展望台「浮き雲の桟橋」

市内を巡りながら作品を鑑賞していくと、このまちの長い歴史や伝統・文化、暮らしの醍醐味が感じられてくるかもしれません。

みよし市にはもう一つ、大きなまちの特徴があります。それは市内には多くの「ため池」があることで、水辺と緑の癒しの空間が随所に広がっています。

ため池は重要な水源であると同時に、自然の動植物にもふれ合える豊かな水辺の公園として整備され、人工的な都市空間における貴重な憩いの場ともなっています。

そうした市内のため池と水辺の賑わいの様子をここでもすこしご紹介しましょう。

『Guidoor』愛知県みよし市ページはこちら

町章が引き継がれました。平和への願いを込めて、「み」の字を円くしてデザインされています。また、勤労と勤勉を大切にしていくとの思いを表す「鎌と鋤」がデザインに組み込まれています。
面積32.19平方キロメートル

愛知県みよし市『Guidoor』掲載のおすすめ観光スポットと観光マップ

「みよし市立歴史民俗資料館」外観。左側には桜の美しい様子が見える。
歴史民俗資料館

愛知県みよし市の『Guidoor』掲載のおすすめ観光スポットページには、アートのまちみよしをシンボライズしている「三好丘緑地 “浮き雲の桟橋”」、市民の心の拠り所である「三好公園」、地域の貴重な民俗資料を展示している「歴史民俗資料館」、みよし市指定文化財の「石川家住宅」などが紹介されています。

みよし市人気&おすすめ観光マップ

水辺の空間「ため池」は市民の心の拠り所であり憩いの場

みよし市のため池は、谷地形の場所をえん堤でせき止めて造られました。一帯の降水量が少なく、生活用水や農業用水、工業用水の水源を確保するためであり、長く地域社会の中心的な存在でした。

市内には保田ケ池(ぼたがいけ)や細口池(ほそぐちいけ)、四井池(しいけ)など、大小数十ものため池があります。現在も貴重な水源であることには変わりませんが、水辺の豊かな自然環境を備えた公園として整備され、市民の心の拠り所、憩いの場ともなっています。

そのうちの一つ、「三好池」は市の中心部にあり、もっとも大きなため池(貯水量2,200 ㎦)となります。

春の三好池の様子。所々に咲く桜が美しく、カヌーを楽しむ人々の様子も。
みよし市でもっとも大きな「三好池」

「三好池」は2007年に実施された「美しい愛知づくり景観資源600選」に選定され、また2010年には、地域社会との関わりが深いため池として農林水産省の「全国ため池百選」にも選ばれています。夏まつりには池に屋形船が浮かび、花火が打ち上げられてたいへん賑わいます。

池に沿って整備された三好公園には3,000本もの桜が植えられ、散策やジョギングが楽しまれています。公園内には総合体育館をはじめ、陸上競技場や野球場、テニスコート、弓道場などスポーツ施設が併設され、近隣から多くの人が訪れてトレーニングや競技に爽やかな汗を流しています。

池自体もスポーツ・レクリエーション活動の舞台となっており、カヌー競技が盛んで、中学校・高等学校のカヌー競技が三好池で行われます。子ども時代から水辺に親しむことができる環境があり、そこでの体験は得難いものとなっています。

国内外からカヌーポロの競技者が集う「保田ヶ池」

もう一つ、三好池から1㎞ほど南西にある「保田ヶ池」も、比較的小さな池ですが、その豊かな水辺の自然環境が近隣住民を惹きつけています。保田ヶ池公園にある遊歩道の散策は、リフレッシュに欠かせられない日常の大切な時間となっています。

ここはまた、近年日本でも知られるようになった水上スポーツ、「カヌーポロ」のメッカでもあり、日本有数のカヌーポロの競技場としてこれまで多くの大会が開催されてきました。

桜が満開の「保田ヶ池公園」の様子。奥には池の様子も。
桜が満開の「保田ヶ池公園」

イギリスやドイツで始まったカヌーポロはカヌーを操りながら行う水上競技であり、ハンドボールとバスケットボールを合わせたようなスポーツといわれています。5人がチームを組んで水上のゴールにボールを入れていく、なかなかエキサイトな水上競技です。

カヌーに乗った人々がボールを取り合っている様子。
保田ヶ池でのカヌーポロの試合の様子

水面の輝きの中、漕ぎ進んでいく爽快感はこのスポーツならではといえ、櫂の水音や歓声がいまにも聞こえてきそうですね。

保田ヶ池ではさまざまなカヌーポロの大会が開催されています。毎年、日本選手権が開催され、国内各地から選手がここに集います。また2004年には、愛知万博記念大会として世界選手権の試合会場にもなりました。

雪が積もった「ふるさと会館」の様子。
ふるさと会館 立礼席

保田ヶ池では、日本の伝統的なたたずまいのなかで心落ち着くひと時を過ごすこともできます。
公園のそばに建つ「ふるさと会館」では、四季折々、素晴らしい庭園の景色を眺めながら抹茶をいただくことができます。

日常の暮らしのなかに水辺に親しむ空間がすぐそばあるみよし市──。

このまちをゆったり巡っていくと、日頃忘れかけている水辺の自然環境の素晴らしさや水辺に親しむ新しい暮らしの形など、新鮮な発見がありそうです。

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