
皆さん日本酒に対してどんなイメージをお持ちですか?
「ビールやワインと比べると大人な飲み物」「アルコールが強い」「よくわからない」etc…
日本酒には、知れば知るほど奥深い楽しさがあり、きっと今まで飲んだことのなかった人も思わず「美味しい!」と頬が緩んでしまうこと間違いない魅力が詰まったまさにジャパンクオリティなのです。

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日本酒に対する今さら聞けない疑問や何から飲んでいいかわからない…とお困りの方。
これから日本酒デビューを考えている皆さんに少しでもこの記事がお役に立てればと思います👍
それでは早速日本酒の世界にご案内いたしましょう!
日本酒ってどんなお酒?日本酒を徹底解剖
まず初めに日本酒とは…?というところからご説明します。
日本酒の深い歴史も一緒に辿っていくと、飲む前からワクワクしてきますよ🍶
覚えて損なし!日本酒の基本

日本酒は米・麹・水というシンプルな原料で作られた文字通り日本独自のお酒で一般的に「清酒」と呼ばれています。
酒税法の下、清酒はアルコール22度未満で次の要件が備わっているものと決められています。
●米・米麹及び水を原料として発酵させ濾したもの
●米・米麹・水・及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発行して、濾したもの
●清酒に清酒かすを加えて濾したもの

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さらに日本酒は突き詰めていくと、同じ銘柄の日本酒でも複数種類があるのです。
「大吟醸」や「純米酒」なんて言葉を耳にしたことが皆さんも一度はあるかと思います。
これらの種類が決まるのには二つのポイントが挙げられます。
まず一つ目のポイントは純米酒かどうか。

どういうことかご説明すると、最初にお話しした通り日本酒は基本的に米・米麹・水から作られていますが、なかには醸造アルコールという原料を添加しているものがあります。
この醸造アルコールは香りを豊かにし、味わいもすっきりと辛口に仕上げてくれるだけでなく、品質も安定させてくれるという優れものです。
さらにもう一つのポイントは原料の米をどのくらい削っているのかということです。

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日本酒造りにはある程度まで削った(精米した)米を使います。
この削り具合を精米歩合と呼ぶのですが、この精米歩合によっても種類が変わってきます。
例えば、「精米歩合40%」という表記のあるお酒は、米の60%を削って残りの40%で仕上げたお酒という意味です。

ちなみに余談ですが、私たちが普段食べている白米は精米歩合は約90%なので、玄米から10%ほどしか削っていない状態なんです🍚(筆者は初めて知りました…)
日本酒造りにおいて米を削ることは、米の中心に近い部分を使うことができ、雑味のないすっきり爽やかな味に仕上がると言われています。
この精米歩合も日本酒を見極めるには大きな手掛かりになるということが分かったところで、日本酒の8種類の区分を表で見ていきましょう。
特定名称酒 | 使用原料 | 精米歩合 | 特徴 | |
純米酒 |
純米大吟醸酒 | 米 米麹 水 |
50%以下 | 高価なものが多く、固有の香味と色沢が特に良好。 |
純米大吟醸酒 | 米 米麹 水 |
60%以下 | 特別純米酒と同じ精米歩合が義務付けられており、酒質に差が無いものもある。固有の香味と色沢が特に良好。 | |
純米大吟醸酒 | 米 米麹 水 |
60%以下または特別な製造方法 | 原材料の種類によって酒質に違いがでる。固有の香味と色沢が良好。 | |
純米酒 | 米 米麹 水 |
― | 日本古来の酒。精米歩合による規定はなし。濃厚な味のものが多く、原料米の精白度の高低によって味に違いが出る。固有の香味と色沢が良好。 | |
本醸造酒 |
大吟醸酒 | 米 米麹 水 醸造アルコール |
50%以下 | 固有の香味と色沢が良好。醸造アルコールを添加量は少なく、発酵中の酵母に影響を与えて美味しい酒造りを行うために添加している。 |
吟醸酒 | 米 米麹 水 醸造アルコール |
60%以下 | 固有の香味と色沢が良好。大吟醸と同じで醸造アルコール添加量は少ない。 | |
特別本醸造酒 | 米 米麹 水 醸造アルコール |
60%以下または特別な製造方法 | 醸造アルコールを添加していることがわかるような酒も中にはある。香味と色沢が特に良好。 | |
本醸造酒 | 米 米麹 水 醸造アルコール |
70%以下 | 原料米1トンあたり、120リットル以下の醸造用アルコールを添加した酒。 |
さらに日本酒は香りと味で4つのタイプにも分類されます。
・薫酒(くんしゅ)
フルーティーな果実や花の香りが特徴の日本酒。「大吟醸」など吟醸系が当てはまり、若い女性にも大人気のタイプ。
・爽酒(そうしゅ)
日本酒の中でも最も口当たりが軽く、すっきり爽やかな味。普通酒や本醸造が該当し淡麗(口当たりがさっぱりとしていて癖がなく、糖度と酸味の低いもの。)辛口タイプ。
・ 醇酒(じゅんしゅ)
お米の旨味やコクを感じるタイプで、純米系の日本酒が該当。どっしりとしていて、味付けの濃い料理にも◎
・熟酒(じゅくしゅ)
古酒や熟成酒が当てはまる。ドライフルーツやスパイスのような香りとまったりとした飲み口のタイプ。

さらには貯蔵期間の長さでも新酒・古酒・長期貯蔵酒と分けられます。
ここまで一気に日本酒の種類をご紹介してきたので、頭がこんがらがってしまいそうですがご安心ください。
最初はあまりよくわからなくてもお店の人に聞いたり、ラベルを見ていくうちに少しずつ日本酒の種類や特徴が掴めてくるはずです。
日本酒デビューはまず美味しく感じることが一番大切なので、肩の力を抜いていきましょう☺
その歴史は2000年以上?!日本酒の歴史に迫る

今でこそ当たり前のようにアルコールの一つとして、また日本を代表するお酒として日本酒は存在していますが、一体いつから人々に親しまれてきたのでしょうか。
そのルーツを多数の歴史家たちは稲作が始まった縄文から弥生時代ではないかと推測しています。
『大隅国風土記』には、加熱した穀物をよく噛み唾液の酵素で糖化させ、野生酵母によって発酵させる「口噛み」という製法で作られた「口噛みノ酒」が登場しており、これが史実としては最古のものではないかと言われています。

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当時の日本酒は神のためのものであったと言っても過言ではありません。
そのため、この「口噛み」の作業を行えるのは巫女のみでした。
また現代でもお酒造りで「醸す」という言葉を用いますが、これはこの「噛む」という言葉が由来するとも言われています。

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大和時代に入ると『古事記』、『万葉集』、『風土記』などの文献でも記述が残されているように、日本酒造りは全国に広まっていきます。
奈良時代には造酒司と呼ばれる酒や酢の醸造をつかさどる役所が設けられ、祭事や宗教儀礼に欠かせないものとして日本酒は発展していきました。
その後寺院で造られた僧坊酒が高い評価を得るようになっていくと、庶民にも少しずつ日本酒を飲む文化が根付き、今日の日本では知らない人がいないお酒としての地位を築き上げていったのです。

また日本酒は四季折々の日本の文化とも深く根付いています。
皆さんもご存知の春の花見酒は奈良時代から行われていたそうです。
あまり聞きなれないかもしれませんが夏には夏越しの酒。
これは田植えが終わった時期に庶民たちがこれから暑い夏を乗り切ろう!と願いながら暑気払いをするお酒です。

そして秋には月見酒。
中秋の名月を鑑賞しながら飲むお酒は言うまでもなく格別ですが、江戸時代の庶民たちにとっては最高のレクリエーションで隅田川界隈の茶屋は大繁盛していたそうです。
冬はもちろん雪見酒。
紫式部も行っていたと言われ、わざわざ平安時代の人々は雪の中に牛舎を仕立てて楽しむほど。
このように日本人と日本酒の関係は密接で、その習わしは今に通ずるものもたくさんあり、歴史に思いを馳せながら飲む一杯もしみじみして良いですよね。
今さら聞けない日本酒の飲み方
さて日本酒の知識を少し頭に入れたところで、今度は実際に日本酒を一杯!でもいざ飲むとなると、飲み方が色々ありすぎて悩んでしまいます…
しかも買ったは良いけれど、日本酒っていつまで保存できるのか?そんな疑問も湧いてきますよね…
ここでは今さら聞けない日本酒いろはをご紹介いたします。
日本酒の基本の飲み方

日本酒は他のお酒と比較しても、飲む際の温度が幅広くそれぞれ酒の個性に合った温度で飲むことを推奨しています。
皆さんもきっとこの言葉聞いたことある!という温度を表す日本酒ならではの言葉があると思います。
下の図をご覧ください。

飲む温度によって全く香りや味わいが変わるので、ぜひ色々試していただけたらと思います。
みぞれ酒 | みぞれ酒は日本酒を凍らせてシャーベット状にしたものです。白く濁ったお酒は口の中でまるで雪解けのようにふわっと溶け、口いっぱいに日本酒の香りが広がります。 |
雪冷え | 冷酒の中で最も冷たい雪冷えはその名の通り「雪のように冷えた日本酒」です。日本酒の香りが苦手な人には香りが弱まるのでおすすめです。 |
花冷え | 「花さえ冷たくなる温度の日本酒」という言葉のように冷蔵庫でよく冷えた冷酒です。きめ細やかな味わいになるのが特徴。 |
涼冷え | 「涼やかな冷たさを感じる日本酒」が涼冷えです。冷蔵庫から出して10分くらいたったものと考えてみてください。喉に刺激のない程よい冷たさで香りも華やかです。 |
冷や | そのまま常温のものを「冷や」と呼びます。味のバランスや日本酒そのものの香りを感じられるので、酒本来の素材を上品に味わいたい方には一押しの飲み方です。 |
日向燗 | 冷たさも熱さもないまるで日向のようにぽかぽか程よい温度の日向燗。お酒本来の香りや輪郭がはっきりと現れるので、日本酒好きには堪らない温度です。 |
人肌燗 | 本当に触るとほんのりじわっと温かい人肌燗。米や麹の香りが引き立ち、まろやかな味わいを楽しめます。 |
ぬる燗 | ぬる燗とは言えども口に含んだ際には少し熱さを感じる温度です。最も香りが引き立つ温度と言われており、特に新酒にはとっておきの飲み方です。 |
上燗 | 湯気が立ち始める温度上燗。まろやかで優しい口当たりは消え、キリっと締まった舌触りを楽しめる大人の温度です。 |
熱燗 | 最もよく耳にするのではないでしょうか。温めたお酒全般を熱燗と思われている方も多いですが50℃程度の熱ーいお酒を熱燗と称します。辛口酒を熱燗にするとさらにシャープで整った味わいを感じられますよ。 |
飛び切り燗 | 飛び切り高い温度なのでその名も飛び切り燗。香りや刺激が強いのをお好みの方にはパンチがあるので満足する飲み方です。 |
お店で注文の際は、飲み方を聞かれたら最初はお勧めの温度で1杯。
ご自宅で楽しまれる場合は、酒屋で購入する際におすすめの温度を聞いたり自分で調べたりしてチャレンジしてみてください。

せっかくなので、自宅での燗の作り方も少しご紹介させていただきます。
自宅で燗を作る
鍋を使った燗酒の作り方
徳利(とっくり)の九分目ほどまで日本酒を注ぐ。(この際に徳利の注ぎ口にラップをしておくと香りが飛ばない。)
鍋に徳利を入れて、徳利の半分が浸かるくらい水を入れる。
一度徳利を取り出して鍋を火にかけて沸騰させ火を止め、その鍋に徳利を入れて好みの温度まで温める。
※必ずお湯は沸騰させてください。ぬるめのお湯だと徳利を温めるのに時間がかかりすぎてアルコールが飛んでしまいます。
電子レンジを使った燗酒の作り方
徳利(とっくり)の九分目ほどまで日本酒を注ぎ、ラップをしたら、500Wのレンジで40秒ほど加熱すると人肌燗の温度になります。
ただこの方法は、急激な温度変化で日本酒本来のうま味が逃げてしまう恐れがあるのであまりおすすめできません…
徳利がない時の燗酒の作り方
沸騰したお湯を入れたどんぶりやボウルを用意。
耐熱グラスに日本酒を入れてそのお湯にそのまま浸け温める。
もしくはマグカップに注ぎラップをして、レンジでチン。

さらに日本酒をもっと美味しく飲むには、器にこだわるのも大切です。
例えば飲み口の広いものは香りを豊かに感じることができますし、反対に狭いものはすっきりとした口当たりになります。
さらには素材によってもそれぞれ特徴があるので把握しておくと、さらに日本酒の世界を楽しめるのではないでしょうか。
日本酒グラスの素材いろいろ
陶器・磁器
日本酒の甘みを感じやすくなり、口当たりがまろやかに。
ガラス
無味無臭なのでお酒の香りや味をダイレクトに感じ日本酒そのものの味を感じやすい。
木
木の香りがお酒に移り、個性的な日本酒でも飲みやすくなる。口当たりは一番まろやか。
錫
雑味が抑えられ、口当たりがまろやかに。
気になる日本酒の賞味期限

日本酒について“1本飲み切れるのか”や“買ったまま飲まずにいる日本酒があるけどまだ飲めるのか?”など、アルコール度数も高いだけに保存方法や賞味期限が気になったりしませんか。
実際のところ日本酒は法律で賞味期限の記載義務は決められておらず、その代わりに製造年月日を記載しているものがほとんどです。
日本酒はとても腐りにくく、生酒は半年ですが熟成酒にいたっては10年以上経っても美味しいものがたくさんあります。

未開封で冷蔵庫や冷暗所に保管してあれば、基本的に腐敗することのない日本酒は、製造年月日から1年以内を目安に飲むのがおすすめです。
逆に開封後はできるだけ早く飲むようにしてください。
1週間も経つと味や香りに変化が起きたり、時が経ちすぎるとキャップや瓶口にカビが生えてしまうことも…

飲み切れなかったり、味が劣化した場合は料理酒として使用したり、贅沢にお風呂に入れて日本酒風呂に浸かるのも良いかもしれません。
特にこれから寒くなる時期の日本酒風呂は発汗作用や体を温める効果があるだけでなく、美肌効果も期待できます。
ただし、お酒が元々苦手な人や肌が弱い方にはおすすめしませんw
まずはこれを飲んでほしい!日本酒厳選8銘柄
さぁいよいよ実際に美味しいジャパンクオリティを味わってみましょう。
日本酒の知識が少し頭に入っているだけで、いつもの何倍も美味しく感じられるはずです。
こちらでは筆者が独断で厳選した女性や日本酒初めての方でも飲みやすい全国各地の銘酒をご紹介いたします。
獺祭 山口県
まず一つ目は山口県の旭酒造が造る「獺祭(だっさい)」。
杜氏を置いていないことでも知られていて、経営者や社員が自ら酒の品質を直接チェックしているという珍しいスタイルで醸造しています。
筆者は20代前半にお店で薦められて初めて飲んだ日本酒が獺祭でした。
想像していた日本酒とは真逆で、フルーティーでものすごく飲みやすく、その日を境に完全に獺祭の虜になった思い出があります。
口に入れた瞬間の爽やかさは格別で、和洋折衷どんなお料理とも最高のペアリングを楽しめます。
また獺祭は本社のある山口だけでなく東京銀座と福岡に実店舗があるのも魅力。
商品を購入したり有料試飲ができるなど獺祭好きには堪らない空間になっていますよ。
獺祭ストア 銀座
住所:東京都中央区銀座五丁目10番2号 GINZA MISS PARIS 1階
TEL:03-6274-6420
営業時間:9:00-20:00(月〜日・祝)
https://www.asahishuzo.ne.jp/barstore/ginza.html
旭酒造株式会社
住所:山口県岩国市周東町獺越2167-4
TEL:0827-86-0120
https://www.asahishuzo.ne.jp/index.php
越乃寒梅 新潟県

続いては新潟県石本酒造株式会社の「越乃寒梅(こしのかんばい)」。
新潟を代表するお酒と言っても過言ではないくらい、日本酒好きの間では有名なお酒。
越乃寒梅の特徴は米どころ新潟ならではの米にこだわった独特のうま味と、すっきりとした辛口な味わい。
ワインが好きな方にもおすすめできる1杯です。
新潟ではこの越乃寒梅を使用したチョコレートやカステラの販売なども行っているようなので、ぜひお酒と一緒にスイーツも楽しんでみてください。
石本酒造株式会社
住所:新潟県新潟市江南区北山847-1
TEL:025-276-2028
https://koshinokanbai.co.jp/#
No.6 秋田県

今度は秋田の新政酒造が造る「No.6( ナンバーシックス)」。
一見日本酒とは思えないおしゃれなボトル。
なかでもこの最上級モデルのX-Type(エックスタイプ)は、「eXcellent」(豪華版)を意味するモデルでラグジュアリーでしっかりとした存在感を味わえる珠玉の1本です。
香りは控えめながらも高級シャンパンのような口当たりは今まで日本酒が苦手だった人の概念も覆すこと間違いなしです。
新政酒造株式会社
住所:秋田県秋田市大町6丁目2番35号
TEL:018-823-6407
http://www.aramasa.jp/
黒龍 福井県

続きましては福井県の黒龍酒造株式会社が販売する「黒龍(こくりゅう)」。
口に含んだ瞬間豊潤で華やかな香りがぱぁっと広がり、一口飲むたびに複雑な香りの層が感じられる一杯です。
吟醸酒の普及に努めた蔵元としても有名で、インターネットでの販売などがなく手に入りにくいことから、憧れの日本酒とも評されています。
チーズやカルパッチョなど、洋風おつまみとのマリアージュも楽しんで頂けます。
黒龍酒造株式会社
住所:福井県吉田郡永平寺町松岡春日1-38
TEL:0776-61-6110
http://www.kokuryu.co.jp/
飛露喜 福島県

日本酒紹介も折り返し、続いては東北福島県廣木酒造本店の日本酒「飛露喜(ひろき)」。
一時は売り上げの伸び悩みから蔵をたたもうとしていて、ラベルを印刷する余裕もなかった当時は蔵元の母が手書きでラベルをつくっていたというエピソードが残っています。
1999年に無濾過生原酒の「飛露喜」を発売しこれが大ヒット。
白ワインの様な日本酒を造りたいというコンセプトがよくわかるように、爽やかなマスカットの香りと淡麗ですっきりとした味わいは病みつきになります。
合資会社廣木酒造本店
住所:福島県河沼郡会津坂下町字市中二番甲3574
TEL:0242-83-2104
鍋島 佐賀県

次は富久千代酒造有限会社が販売している「鍋島(なべしま)」。
国内外問わず世界中に認められている鍋島は今や佐賀を代表するお酒の地位を確実に築き上げています。
透き通った透明感とお米の甘みそして旨みを感じられるこのお酒は、まろやかさの中に力強さを感じる一本です。
一言で甘口・辛口と表現できない複雑な味わいが鍋島最大の魅力なので、ぜひ自分自身の舌で確かめてみてくださいね。
富久千代酒造有限会社
住所:佐賀県鹿島市浜町1244-1
TEL:0954-62-3727
https://nabeshima.biz/index.html
梵 福井県

胡麻油さんによる写真ACからの写真
さて今度はまたまた福井のお酒合資会社加藤
商店の「梵(ぼん)」。「梵・超吟」は皇室献上品、「夢は正夢」はオバマ大統領など著名人への贈り物、日本を代表するお酒として国賓をおもてなしする日本酒でもあるのです。
最高級品質の素材を生かしたお酒は上品で完全無添加であるということも大きな魅力の一つです。
爽やかな香りとともに、世界が認める日本酒の旨みを堪能してみてください。
合資会社加藤
商店住所:福井県鯖江市吉江町1号11番地
TEL:0778-51-1507
http://www.born.co.jp/
十四代 山形

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最後は入手困難ながらも日本酒好きなら一度は飲んでみたいと思う逸品高木酒造の「十四代(じゅうよんだい)」。
正直筆者もまだ手に入れたことがないので、様々な日本酒好きの方々の感想を聞いての想像でしかお話しできないのですが、目隠しして飲まされてもすぐに違いがわかるくらい美味しいお酒のようです。
雪国が生み出した日本酒の最高峰は他の日本酒と比較しても購入価格や入手ルートが一般庶民にはかなり難しいものです。
それでも人生に一度は、幻のお酒を飲んでみたいものですよね。
高木酒造株式会社
住所:山形県村山市大字富並1826
TEL:0887-55-1800
まとめ
日本酒の世界は本当に奥深く、一つ一つの酒造にそれぞれ歴史があり、ジャパンクオリティの宝庫です。
筆者もまだまだ日本酒においてはひよっこですが、皆さんに少しでも日本酒の魅力を伝えられればと思い、筆を執りました。
最後に1つだけ今後日本酒を楽しむ際に注意していただきたいのは、かなりアルコール度数の高いお酒なので、水を合間に飲んでほしいということです。

お店で日本酒を頼むと必ずお水も一緒に出てくることが多いかと思います。
この水は「和らぎ水」と言って日本酒を飲みながら合間に飲む水のことを指します。
二日酔いの防止や脱水症状の防止にもなるので、きちんとこのやわらぎ水を挟みながら、体に負担をかけずに日本酒を楽しんで頂けたらと思います。
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