茶道について知ろう!超入門編!『そもそも茶道ってなに?』

着物を着た女性が野点をしている様子

皆さん「茶道」についてどんなイメージをお持ちですか?

抹茶やお菓子が出てくることや、茶席というものは知っていても、どうしても堅苦しい印象だな、という方が多いのではないでしょうか。

そんな皆様に向けて、茶道歴3年の筆者が「茶道」についてご紹介していきたいと思います。

筆者もまだまだ勉強中ですので、初心者が超初心者に教える分かりやすい「茶道」の超入門編です!

茶室に置かれた茶道のお茶碗とお茶菓子

茶道の歴史 千利休の活躍

千利休の肖像画

茶道を知るためには、まずその歴史を振り返ってみましょう。

日本において茶を飲むという習慣は平安時代に中国から遣唐使によって持ち込まれました。

当時の日本人は茶を嗜むというよりも薬として捉えていたようで、必要量を煎じて飲んだといわれています。

非常に高価な品物であったため広く一般に流通するには至らず、貴重品として一部の貴族の間でのみ愛好されていました。

鎌倉時代後半になると、武士や僧侶などの間で茶の産地や品種を飲み分けて勝負を競う「闘茶」や、中国の美術工芸品を用いた豪華な茶会を開くことが流行し、お茶を飲むという習慣は徐々に日本人の間に浸透していきました。

一方で、このような娯楽性の強い茶会に対し、簡素な茶室で心の静けさを求め、お客様との精神交流を大事にするべきだと説いたのが茶人の村田珠光です。

村田珠光は豪華絢爛な道具を鑑賞する場であったそれまでの茶会を、精神性の高い交流の場とするべく、四畳半の茶室を創案し、不完全な美を尊ぶ「わび茶」の基礎を作りました。

これにより単なる遊興に過ぎなかった茶の湯は、「わび(簡素簡略の境地)」という精神を持った「茶道」として確立されていきます。

武野紹鴎の銅像

村田珠光が提唱した「わび茶」の道をさらに推し進めたのが室町時代末期の豪商で茶人の武野紹鴎(たけのじょうおう)であり、その後安土桃山時代に紹鴎の弟子である千利休によって完成されました。

天下一の茶人としての地位を確立した千利休は、わび茶をさらに発展させ、その後の茶道の展開に大きな影響を与えました。

そもそも茶席では何をやっているの?

茶室で茶道をする女性の後ろ姿

茶席でお茶やお菓子が出てくることは知っていても、実際にあの和室の中で何をやっているか知らない人は多いと思います。

まず初めに、茶室とは約3m四方の四畳半を基本とする小さな部屋のことで、中では、茶席を準備した人がお客様に対して「お点前」(おてまえ)というものを披露しています。

「お点前」とは、お客様の前でお茶を点(た)てる作法全般を指す茶道用語で、道具を綺麗にしたりお茶碗を温めるなど、決められた「細かい手順」があります。

日頃から茶道を嗜んでいる人は、「この時は肘を伸ばす」「ここは指先を揃える」などお点前の細かい決まりや手順を繰り返し練習することでその精度を高めているのです。

「お点前」にはたくさんの種類がある!?

一口に「お点前」といっても、実はたくさんの種類があります!

それぞれにはどのような差があるのでしょうか

例として、「釜」(お湯が入っているもの)の違いからご紹介したいと思います。

①「炉釜」(ろがま)

畳の中に埋まるように置かれている炉釜

釜にはいくつか種類があります。

見ての通り、釜が畳の中に埋まっています。

②「風呂釜」(ふろがま)

畳の上に置かれている風呂釜

先ほどの炉釜とは違い、釜が独立している為、畳の上に置いています。

③「鉄瓶」(てつびん)

茶室に置かれた鉄瓶

先にご紹介した2つとは大きく形が異なります。

これは、ヤカンのようなもので、お茶碗に直接お湯を入れることができます。

この3つの釜それぞれでお点前の方法が「全く」異なります!!!

そのため、もし「炉釜」のお点前を覚えたとしても、次に「鉄瓶」のお点前が出来るようになる為には1から勉強し直さなければなりません。

茶道は難しいですね…

茶室に並べられている茶道の道具

さらには、先ほど紹介した「炉釜」にお道具を置く為に使用する「棚」を加えた「炉釜+棚」というお点前もあります

そして、その棚にもいくつも種類があり、それぞれ手順が異なります…

筆者も経験がないのですが、上級者になるとお点前に半日ぐらいかかるものもあるとか…

茶道は奥が深い!!深すぎる!!!!

茶道の魅力・「奥の深さ」について

着物を着た女性が野点をしている様子

ここまで紹介して、「やっぱり茶道って難しそう…」と感じてしまった人もいるかもしれません。

ですが、筆者が伝えたかったのは茶道の難しさではありません。

茶道の魅力は「奥が深い」という所だと思っています!

先ほど様々なお点前の方法を紹介しましたが、難しいお点前もあれば、初心者でもやりやすい簡単なお点前もあります。

自分自身の経験に合わせて、どんどんレベルアップしていける所が「奥が深い」ということです。

筆者も他のお茶会に行くと、「えっ!こんなお点前もあるんだ!」や「初めて見るお道具だ!」など、茶道の「奥の深さ」を感じることが数多くあります。

まずは「抹茶とお菓子が美味しい」から始めよう

色とりどりのお茶菓子

ここまで偉そうに話してきましたが、筆者はとても不器用です。

先生に指導していだたいてもなかなか上達できません。

正直、茶道のお点前は向いていないのではないかと思うこともありました。

そんな時、先生は「お茶が美味しくたてられているわ」と言ってくださいます。

そんな励ましのおかげで、今では練習の時に食べる抹茶とお菓子が毎回の楽しみになっています。

この記事をご覧になった方には、まず抹茶とお菓子の美味しさを楽しむことから始めて欲しいと思っています。

特にお菓子は季節を感じられるものから可愛いものまえ本当に沢山の種類があります。

筆者もお茶会に行く時は、今日はどんなお菓子が出てくるかと楽しみにしています。

この記事を読んでくださった方が少しでも茶道の魅力「奥の深さ」を感じていただけたならば嬉しいです。

一度体験すれば、皆様も茶道の魅力を感じるはず!
是非この機会に茶道を始めてみてはいかがでしょうか。

アイキャッチ画像:
dronepc55さんによる写真ACからの写真

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