宇都宮のロケ地!大谷資料館は魅惑の舞台装置

宇都宮市に誇る「大谷資料館」は、大谷石の採掘の歴史を垣間見ることができる貴重な資料館です。江戸時代中期から1959年(昭和34年)頃までの手堀り時代の道具や採掘方法、運搬の変遷など、かつての採掘技術が鮮明に展示されています。

しかし、大谷資料館の圧巻はなんといっても地下採掘場跡です。その巨大さに圧倒されることでしょう。なんと2万平方メートルにも及ぶ大空間で、深さ30m、最深部は地下60mにも達するという壮大な地下空間。

坑内の平均気温が8℃前後という中で延べ約1,000万本の大谷石が切り出されており、まさに地下の巨大な建造物といえるでしょう。

こうした特異な雰囲気が映画やTVドラマ、ミュージックビデオのロケ地としても利用されています。さらには新商品の発表やレセプション会場、コンサート会場としても愛用され、「魅惑の舞台装置」として多くの人々を魅了してきました。

今回は、多くの映像作品のロケ地としても知られる大谷資料館の中から、特に編集部がオススメするミュージックビデオを厳選してご紹介します。

宇都宮のロケ地!大谷資料館の魅力とアーティストのMVロケーション

ClariS「アリシア」

テレビアニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」の第1期エンディングテーマ。

タイトルの「アリシア」はギリシャ語で「真実」を意味するアルテイアに由来します。

THE ORAL CIGARETTES「Dream In Drive」

2021年発売予定の”ブレインパンク・アクションRPG(ロールプレイングゲーム)”「SCARLET NEXUS」テーマソング。

ミュージックビデオのほぼ全てで大谷資料館が使われています。

MAN WITH A MISSION「Dark Crow」

テレビアニメ「ヴィンランド・サガ」の第2期オープニングテーマ。

通称「マンウィズ」と呼ばれる彼らの独特の風貌(頭はオオカミ、身体は人間、という外見の究極の生命体という設定)とも合った世界観が反映されています。

SUGIZO「A Red Ray feat. miwa」

LUNA SEA、X JAPANでギターを務めるSUGIZOとmiwaという組合せが話題に。

テレビアニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星」のエンディングテーマとしても使用された楽曲です。

天月「Ark」

Netflixオリジナルアニメシリーズ「7SEEDS」オープニングテーマ。

ティーンを中心に支持を得ている天月(あまつき)は、高音域の声質と表現力で歌唱動画の総再生数は6億回を超えています。

BiSH「stereo future」

大谷資料館の近くのカネホン採石場でもロケが行われています。

“楽器を持たないパンクバンド”として話題のBiSHの楽曲で、「GOD EATER 3」(ゲームソフト)のオープニングテーマで使われています。

DEVIL NO ID「BEAUTIFUL BEAST」

沖縄出身の3人組女性ユニット。

「刃牙」シリーズ25周年記念として放送されたテレビアニメ「バキ」第1期第2クールのエンディングテーマで、ミュージックビデオの監督を俳優の市原隼人が担当し話題となりました。

HIROOMI TOSAKA(登坂広臣)「FULL MOON」

三代目 J SOUL BROTHERSでボーカルを務める登坂広臣が、ソロ名義で発表した楽曲の「FULL MOON」。

2社のCMソングに使用されたこの楽曲は登坂広臣が作詞もしています。

ミオヤマザキ「ノイズ」

4人組ロックバンドのミオヤマザキが、4期にわたって放送されたテレビアニメ「地獄少女」の第4シリーズの「地獄少女 宵伽(よいのとぎ)」オープニングテーマとして歌った楽曲です。

After the Rain(そらる×まふまふ)「アンチクロックワイズ」

ニコニコ動画を中心に活動している”そらる”と”まふまふ”が結成したユニットであるAfter the Rainの楽曲。

テレビアニメ「クロックワーク・プラネット」のエンディングテーマに起用され、YouTubeでの累計再生数は1,000万回を超えています。

アンジュルム「愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間」

大谷資料館を舞台に、ロボットダンスを意識した振り付けが目を引きます。

ファッション誌でモデルなども務める上國料萌衣もメンバーのひとりです。

大谷資料館は作品の世界観をつくる

大谷資料館は数々のテレビアニメとのタイアップで使用された楽曲が多いことが分かりますね。近年の作品に限らず、B’z、GLAY、東京事変といった大物アーティストたちもこの魅惑の舞台を選んできました。

幻想的で壮大な世界観を演出するのに必要不可欠な大谷資料館。その圧倒的な雰囲気が数々の映像作品に息づいています。

一度訪れると、ミュージックビデオに登場するような特別な世界を存分に味わえるでしょう。

もし宇都宮市を訪れる機会があれば、一生の思い出に残る体験が待っています。ぜひ大谷資料館を訪れ、その魅力に酔いしれてみてください。

宇都宮は大谷資料館だけじゃない魅力がたくさん!

●宇都宮市の魅力を多言語でもご紹介しています。

多言語観光情報サイト「Guidoor(ガイドア)」|宇都宮市

執筆:Sakai

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