不動の滝
不動の滝
深大寺は祀られている深沙大王が水神であることから水との縁が深いお寺です。
裏を山に囲まれ周辺には多くの湧水が湧き出ていたことから、かつては滝行も行われていました。中でもこの不動堂の「不動の滝」は東京の名水57選にも選定されるなど、名水の地として有名です。
【深大寺と蕎麦】
日本で広く食べられている蕎麦は、美味しい蕎麦粉と良い水がその味を左右するといわれています。
深大寺の豊富な湧水は、美味しい蕎麦打ちに使われていただけなく、昔は水車が製粉に利用されていました。
江戸時代、深大寺周辺の環境は蕎麦作りに適していたため、小作人は蕎麦をつくり米の代わりに蕎麦粉を寺に納め、寺では蕎麦を打って来客をもてなしたといいます。
深大寺の名物として蕎麦が有名になったのは、深大寺の総本山である上野寛永寺の門主第五世公弁法親王 (こうべんほっしんのう) が、深大寺そばを大変気に入り、まわりの人々をはじめ全国の諸大名にも深大寺蕎麦のおいしさを言い広めたからといわれています。
これにより深大寺蕎麦の名はあっという間に広まり、多くの家から深大寺へ蕎麦の使者が立つほどになって、深大寺蕎麦は「献上そば」とも言われるようになりました。
また、別の説では、徳川第三代将軍家光が、鷹狩りの際に深大寺に立ち寄って、蕎麦を食べほめたからだとも言われています。